PSGがマルセイユに勝利して仏スーパー杯制覇 [写真]=Icon Sport via Getty Images
トロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)が13日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とマルセイユが対戦した。マルセイユに所属するDF酒井宏樹とDF長友佑都はともに先発出場。長友は66分までプレーし、酒井はフル出場した。
昨季の国内4冠王者PSGとリーグ・アン2位のマルセイユによる伝統の一戦“ル・クラスィク”。トロフェ・デ・シャンピオンでの両チームの対決は2010-11シーズン以来で、前回はマルセイユがPK戦を制して優勝していた。
PSGは23分、キリアン・エンバペがペナルティエリア左に抜け出し、折り返しをゴール前のマウロ・イカルディが流し込んだが、オフサイドの判定。29分にもエンバペが味方のロングボールで抜け出してゴールネットを揺らしたが、これもオフサイドで得点は認められない。
それでもPSGは39分、アンヘル・ディ・マリアが右サイドからピンポイントのアーリークロスを入れると、イカルディがヘディングシュート。これはGKスティーヴ・マンダンダに阻まれたが、こぼれ球をイカルディ自ら押し込んで先制点を挙げた。
さらにPSGは前半アディショナルタイム2分にもチャンスを迎え、イカルディがエリア左から強烈なシュートを放ったが、これはクロスバーに弾き返された。試合はPSGの1点リードで折り返す。
マルセイユはGKマンダンダが負傷によりハーフタイムで交代となり、代わりにGKヨアン・プレを投入して後半を迎える。60分にはドゥイェ・チャレタ・ツァルがエリア前中央でクリアボールに反応し、左足ダイレクトボレーで狙ったが、シュートはGKケイラー・ナバスにキャッチされた。
PSGは65分にディ・マリアとライヴィン・クルザワを下げて、負傷離脱からベンチに復帰していたネイマールとプレスネル・キンペンベを送り出す。すると、エースがいきなり復活のゴールを決める。82分、イカルディがエリア右に抜け出し、GKプレに倒されると、一時は流されたが、VAR検証を経てPKの判定。このPKをネイマールがゴール右に沈めて追加点を挙げた。
だが、マルセイユも終了間際に意地を見せる。89分、フロリアン・トヴァンがエリア右から折り返すと、ニアに飛び込んだディミトリ・パイェが絶妙なタッチでゴール左隅に流し込んで1点を返す。さらに後半アディショナルタイム6分には、トヴァンがエリア中央で左足ダイレクトシュートを放ったが、これは無念にも枠の上に外れた。
試合はこのまま終了し、勝利したPSGが8シーズン連続10回目のトロフェ・デ・シャンピオン制覇。今冬から指揮をとるマウリシオ・ポチェッティーノ新監督は就任3試合目で初タイトルを獲得した。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 2-1 マルセイユ
【得点者】
1-0 39分 マウロ・イカルディ(PSG)
2-0 85分 ネイマール(PK/PSG)
2-1 89分 ディミトリ・パイェ(マルセイユ)
By サッカーキング編集部
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