ボス氏がリヨンの新監督に就任か [写真]=Getty Images
リヨンは、オランダ人指揮官ピーター・ボス氏を新監督に招へいするようだ。29日、フランス紙『レキップ』が報じた。
リヨンは今シーズン、最終盤まで優勝争いおよびチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに絡んだが、一歩及ばずにヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の4位でフィニッシュ。結果を受け、24日にルディ・ガルシア前監督が今季終了後に退任することを発表していた。
後任探しに着手していたリヨンは、フランス王者リールの監督を今季限りで退任する意向を示したクリストフ・ガルティエ氏の招へいに動いていた。しかし、ガルティエ氏との交渉が破談に終わったことで、ボス氏が候補者リストのトップに躍り出たという。
オランダ人指揮官に近い関係者が『レキップ』紙に語ったところによると、ボス氏は29日、1年の延長オプションが付帯した2023年6月30日までの契約を受け入れた模様。ボス氏は29日夜、または30日にリヨン入りする予定となっている。また、同氏は1名のフィジカルトレーナー、2名のアシスタントコーチ、1名のビデオアナリスト一緒に入団することを希望しており、スタッフに関するいくつかの詳細が問題にならなければ、30日までに契約書にサインを交わすようだ。
現在57歳のボス氏は、ヘラクレスやフィテッセなどでの指揮を経て、2016-17シーズンにアヤックスの監督に就任。同クラブをEL準優勝に導くと、2017年夏にドルトムントの監督に就任した。しかし、ドルトムントでの結果は振るわず、同年12月に退任した。
ボス氏は2018年12月からレヴァークーゼンの監督に就任し、1年目の18-19シーズンは9位から4位にチームを引き上げてCL出場権を確保。翌シーズンは5位でEL出場権を獲得した。3年目の今季はスタートダッシュに成功したものの、シーズン中盤から失速し、3月に成績不振を理由に解任されていた。以降はフリーの状態が続いている。
By サッカーキング編集部
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