途中出場でPSGデビューを飾ったメッシ [写真]=Getty Images
リーグ・アン第4節が29日に行われ、スタッド・ランスとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
今夏歴史的な大型補強に成功し、リーグ戦でも開幕から3連勝と好調を維持するPSG。この日はバルセロナから加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが移籍後初となるベンチ入りを果たし、新天地でのデビューの時を待った。なお、スタメンの前線には退団も噂されるキリアン・エンバペ、ネイマール、そしてアンヘル・ディ・マリアが並んでいる。
試合は立ち上がりこそホームのスタッド・ランスがPSGに対し勢いを見せたものの、ゲームの流れは徐々にPSGへと傾く。11分に迎えた最初のチャンスでエンバペがゴールを脅かすと、15分には右サイドのディ・マリアからの絶妙なクロスに中央のエンバペがヘッド。このゴールが決まり、アウェイのPSGが幸先よく先制を果たす。
その後はリードしたPSGが豪華スリートップを中心とした攻撃で試合を支配するも、スタッド・ランスはなんとか守備陣が粘って追加点を許さず、試合はこのまま後半へ。すると反撃したいスタッド・ランスは51分、味方シュートのこぼれ球をマーシャル・ミュネットシーが押し込みゴールネットを揺らす。しかし同点弾かに思われたこのシーンは、VARの末オフサイドの判定となる。
ヒヤリとしたPSGは、注目のメッシが56分からウォーミングアップを始めるなか、63分に再びチャンスを掴む。右サイドからアクラフ・ハキミがクロスをあげると、ゴール前で再び合わせたのはエンバペ。この得点でPSGはリードを2点に広げ、スタッド・ランスを突き放す。
そして迎えた66分、ついにメッシがピッチサイドに姿を現し、ネイマールとの交代で新天地デビュー。前線の中央付近にポジションを取り、“偽9番”としての役割でプレーした。メッシは、78分にドリブルを仕掛けエンバペとの連携で守備を崩そうとするも、これはスタッド・ランスの守備に阻まれシュートまでは至らず。人数をかけて守るホームチームを前に、最後まで大きな見せ場は訪れなかった。
それでもスタッド・ランスに反撃を許さなかったPSGは、このまま2-0で勝利し開幕から4連勝を達成。スター軍団を健闘したスタッド・ランスは力及ばず、開幕から4戦勝利なしとなった。
次節、スタッド・ランスはアウェイでレンヌと、PSGはホームでクレルモン・フットと対戦する。
【スコア】
スタッド・ランス 0-2 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 15分 キリアン・エンバペ(PSG)
0-2 63分 キリアン・エンバペ(PSG)
By サッカーキング編集部
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