リールのレナト・サンチェス [写真]=Getty Images
ミランが獲得を目指すポルトガル代表MFレナト・サンチェス(リール)の争奪戦に、パリ・サンジェルマン(PSG)も加わったようだ。18日、イタリアメディア『スカイスポーツ』やフランスメディア『Le10sport』が報じた。
ミランは今夏に契約満了で退団するコートジボワール代表MFフランク・ケシエの後釜として、R・サンチェスの獲得を目指している。すでに年俸300万ユーロ(約4億3000万円)の契約で個人合意に至っており、クラブ間交渉も大詰めを迎えていた。
しかし、ミランは先日にクラブの所有権が『エリオット』から『レッドバード』へと移ったばかり。その影響もあり、R・サンチェスの獲得交渉に遅れが生じているようだ。PSGはその隙を狙って、同選手の“横取り”を目指しているという。
PSGはミランの提示額のおよそ1.5倍にあたる3000万ユーロ(約42億円)のオファーをすでに用意している模様。なお、2020-21シーズンまでリールを率いたクリストフ・ガルティエ監督(現ニース)は、来季からPSGの新指揮官に就任すると見られており、監督人事もR・サンチェスの去就に影響を与えそうだ。
現在24歳のR・サンチェスは、ベンフィカの下部組織出身。2015年10月にトップチーム昇格を果たすと、2016年3月にはポルトガル代表デビューを飾り、EURO2016の優勝メンバーともなった。2016年夏にバイエルンへと完全移籍したが伸び悩み、2017-18シーズンに期限付き移籍で加入したスウォンジーでもインパクトを残せず。それでも、2019年夏に加入したリールでは主力として活躍し、2020-21シーズンのリーグ・アン優勝に貢献した。
By サッカーキング編集部
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