サンパオリ監督がマルセイユの監督を退任 [写真]=Icon Sport via Getty Images
マルセイユは7月1日、2021-22シーズンまでクラブを率いていたホルヘ・サンパオリ監督が退任することを発表した。
サンパオリ監督はこれまでに南米の複数クラブを率いており、チリ代表を率いた2014FIFAワールドカップブラジルではラウンド16で開催国をPK戦まで追い詰める試合を見せた。その後はセビージャ、アルゼンチン代表、サントス、アトレチコ・ミネイロで指揮を執り、2021年3月からマルセイユの監督に就任。開幕から指揮を執った2021-22シーズンはクラブをリーグ・アン2位フィニッシュへと導き、新シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)ストレートインを確定させていた。
マルセイユは今回の決定について、クラブ公式サイトで声明を発表。「これまで歩んできた道のりや、共に作り上げた感動に非常に満足していますが、長い間熟考した結果、マルセイユのプロジェクトのために行動する両者は、今の関係に終止符を打つことを決断しました。クラブは今後、パブロ・ロンゴリア会長が就任以来実施してきた政策を継承し、新たなサイクルに乗り出すことになります」と伝えられた。
クラブとの契約を1年間残した中で退任に至った理由を、フランスメディア『RMC』は今オフの補強によるものだと指摘している。サンパオリ監督はCLを戦う新シーズンに向けて補強リストをクラブに提出していたものの、財政的な問題もあって実現不可能になっていたという。クラブの今オフの方針を受けて、サンパオリ監督はクラブに辞意を表明した模様だ。
新シーズンの始動まで時間が限られている中、マルセイユは早急に新監督を見つけなければならない。『スカイ・イタリア』によると、クラブは2021-22シーズン限りでヴェローナを去ったイゴール・トゥドール氏の招へいを目論んでいるという。フランスの各メディアでは、シャフタールを率いているロベルト・デ・ゼルビ監督と既にコンタクトをとったことも報じられた。今後の動向に大きな注目が集まっている。
By サッカーキング編集部
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