2部残留が決定したボルドー [写真]=Getty Images
ボルドーは27日、2022-23シーズンをリーグ・ドゥ(フランス2部)でプレーできることが決定したと発表した。
2021-22シーズンのリーグ・アンで最下位に終わり降格となったボルドー。1881年に創設され、6度のトップリーグ優勝を誇る名門だが、近年は財政的な問題に悩まされて低迷している。
昨季からスペイン系ルクセンブルク人の実業家であるジェラール・ロペス会長が就任したものの、依然として財政はひっ迫した状況にあり、およそ4000万ユーロ(約55億円)の負債を抱えているという。そして、6月14日にフランスリーグに所属するクラブの財務状況を監視する『DNCG』による審査が行われると、フランスプロリーグ機構(LFP)はボルドーを2部ではなく3部シャンピオナ・ドゥ・フランス・ナシオナル(フランス全国選手権)降格とする処分を決定した。
しかし、この処分に対し、ボルドーはただちに上訴。声明を通じて、「移籍市場は始まったばかりであり、選手の売却はまだ完了していない。クラブは、2022-23シーズンのプロジェクトの健全性を実証することができると確信している。上訴期間中に、リーグ・ドゥ残留を得るための新たな解決策を確定させることができる」と主張していた。
状況を改善させるため、オーナーのG・ロペス氏は1000万ユーロ(約14億円)を出資。さらに最大1300万ユーロ(約18億円)の移籍金でU-21フランス代表FWセク・マーラをサウサンプトンに売却したことなどから財政状況は好転した見られている。
これを受け、フランス国立オリンピック委員会(CNOSF)は25日にボルドーの2部残留を支持していることをフランスサッカー連盟(FFF)に勧告。その後、FFFの執行委員会が会議を行った結果、CNOSFの提案を受け入れることを決断したことで、ボルドーの2部残留が正式に決定した。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト