C・ロナウドとメッシが久々の共演 [写真]=Getty Images
19日、パリ・サンジェルマン（PSG）がアル・ナスル、アル・ヒラルの連合チーム（リヤド・シーズンチーム）と親善試合を行った。
サウジアラビアに遠征したスター軍団のPSGは、リオネル・メッシやネイマール、キリアン・エンバペ、セルヒオ・ラモスなどスター選手たちが先発メンバーに勢揃い。一方、アル・ナスルとアル・ヒラルから選手を集めたリヤド・シーズンチームも、新天地でのデビュー戦となるC・ロナウドをはじめ、元ブラジル代表MFルイス・グスタヴォや元アルゼンチン代表MFピティ・マルティネス、サウジアラビア代表FWサレム・アル・ドサリらが先発した。
試合は立ち上がりからさっそく豪華スターたちが躍動する。3分、PSGはネイマールが左サイドから裏に浮き玉のパスを送ると、これに反応し抜け出したのはメッシ。左足のダイレクトでゴールに流し込み、早くもPSGが先制する。一方のC・ロナウドも直後の6分、自らボックス内まで運びチャンスを迎えるも、左足のシュートは決めきれない。
すると32分、リヤド・シーズンチームはクロスに再びC・ロナウドが合わせると、GKケイラー・ナバスと交錯しPKの判定に。これをC・ロナウドがきっちりと決め、新天地でお馴染みのゴールパフォーマンスを初披露する。追いつかれたPSGは、さらに39分にもアクシデント。W杯で強烈なインパクトを残したサレム・アル・ドサリの抜け出しを阻止したフアン・ベルナトが、決定機阻止で一発退場となる。
それでも1人少ないPSGは43分、エンバペが左サイドからクロスを送ると、これに反応したマルキーニョスが右足で絶妙なタッチをみせゴールネットを揺らす。そして続く45＋3分には、ネイマールが仕掛けから倒されPKを獲得するも、自らのキックははGKにストップされ、突き放すチャンスを逃す。すると45＋6分、リヤド・シーズンチームはクロスにC・ロナウドが頭で合わせると、シュートはポストに直撃。そのこぼれ球を再びC・ロナウドが左足で押し込み、役者の2ゴール目で試合は振り出しに戻る。
2－2で迎えた試合は、後半に入っても点の奪い合いの様相が続く。53分、PSGはエンバペが左サイドでマークを振り切ると、折り返しにS・ラモスが合わせて三度勝ち越しに成功する。直後の56分には、CKから元FC東京のチャン・ヒョンスがヘディング弾を決めて試合はまたしてもイーブンとなるも、60分にはメッシのシュートから得たPKを今度はエンバペが決めて、4－3とPSGがリードする。
この日4度目のリードを奪ったPSGは78分、反撃するリヤド・シーズンチームに対してカウンターを発動。裏へのパスに抜け出したウーゴ・エキティケが自らゴール前まで運び、そのままゴールを陥れてその差を2点に広げた。最後まで攻撃の姿勢を貫くリヤド・シーズンチームは、90＋4分にタリスカが自慢の左足で強烈なミドルシュートを沈めて1点を返すも、反撃はここまでとなった。
試合はこのまま5－4。メッシやエンバペ、新天地デビューとなったC・ロナウドらが得点し、稀に見るゴールラッシュとなった一戦は、1人少ないなかで長時間を戦ったPSGに軍配が上がった。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 5－4 リヤド・シーズンチーム
【得点者】
1－0 3分 リオネル・メッシ（パリ・サンジェルマン）
1－1 34分 クリスティアーノ・ロナウド（PK/リヤド・シーズンチーム）
2－1 43分 マルキーニョス（パリ・サンジェルマン）
2－2 45＋6分 クリスティアーノ・ロナウド（リヤド・シーズンチーム）
3－2 53分 セルヒオ・ラモス（パリ・サンジェルマン）
3－3 56分 チャン・ヒョンス（リヤド・シーズンチーム）
4－3 60分 キリアン・エンバペ（PK/パリ・サンジェルマン）
5－3 78分 ウーゴ・エキティケ（パリ・サンジェルマン）
5－4 90＋4分 タリスカ（リヤド・シーズンチーム）
By サッカーキング編集部
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