メッシ(左)とハキミ(右)の得点でPSGが逆転勝利 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第22節が4日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とトゥールーズが対戦した。
今シーズンもPSGはリーグ・アンの首位を走っているものの、第19節のレンヌ戦で今季2度目の黒星を喫すると、続く伊東純也所属のスタッド・ランス戦は1-1のドローで終えていた。それでも、前節はモンペリエを3-1で下し、3試合ぶりの白星を飾っている。今節は現在12位につけているトゥールーズとの一戦に。PSGはマルキーニョスやリオネル・メッシらが先発に名を連ね、現在負傷中のネイマールやキリアン・エンバペはメンバー外となった。一方、トゥールーズに所属しているオナイウ阿道は3試合ぶりのスタメン出場。前節のトロワ戦で今季初ゴールを決めており、“絶対王者”相手の2試合連続ゴールに期待がかかる。
試合の均衡が破れたのは20分。ブレヒト・デヤーゲレのパスを受けたザカリア・アブクラルが倒され、トゥールーズがペナルティエリア手前の位置でフリーキックを獲得する。ブランコ・ファン・デン・ボーメンがこのフリーキックをゴール左隅に沈め、トゥールーズが先制に成功した。
対するPSGは38分、アクラフ・ハキミが右サイド高い位置でパスを受けると、カットインから左足を振り抜く。ペナルティエリア手前から放たれたミドルシュートがゴール左に吸い込まれ、ハキミの“ゴラッソ”でPSGが試合を振り出しに戻した。
同点に追いつかれたトゥールーズだったが、40分にはオナイウにチャンス。自陣でボールを奪ったところからスタイン・スピーリングスが持ち運び、スルーパスを送ると、反応したオナイウがペナルティエリア左に侵入。コントロールが乱れてフィニッシュまでは持ち込めなかったものの、時間を作ってコーナーキックを獲得した。その後のコーナーキックは得点には結び付かず、前半はこのまま1-1で終了している。
後半に入るとPSGが逆転に成功。58分に左コーナーキックを獲得すると、ショートで繋いでハキミにボールが渡る。ハキミはヴィティーニャとのワンツーでペナルティエリア手前に侵入。横へ流すと、フリーになっていたメッシが左足でゴールネットを揺らした。PSGが“エース”の一振りで逆転に成功。メッシは今季のリーグ・アンでの得点数を「10」とした。
その後スコアは動かず、後半アディショナルタイムに突入。トゥールーズはセットプレーからゴールに迫ったものの同点にはできず、逆にPSGは高い位置でボールを奪ったメッシが決定機を作り出す。ドリブルでペナルティエリア内に侵入し、左足でコースを狙ったグラウンダーのシュートを放ったものの、ポストに嫌われた。こぼれ球をヴィティーニャが狙ったが、これはGKに弾き出されている。
試合はこのままタイムアップ。PSGがリーグ・アンで2連勝を飾った。1月のリーグ・アンを4勝1分と無敗で駆け抜けていたトゥールーズにとっては6試合ぶりの黒星に。オナイウは62分までプレー。最終ラインとの駆け引きやボールの引き出しで攻撃を活性化させたものの、2試合連続ゴールとはならなかった。
次節、PSGは敵地で南野拓実が所属するモナコと対戦する。一方、トゥールーズは12日にレンヌをホームに迎える予定だ。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 2-1 トゥールーズ
【得点者】
0-1 20分 ブランコ・ファン・デン・ボーメン(トゥールーズ)
1-1 38分 アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)
2-1 58分 リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)
By サッカーキング編集部
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