3ゴールを演出した伊東純也(撮影は第20節PSG戦) [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第23節が12日に行われ、スタッド・ランスとトロワが対戦した。
スタッド・ランスは今季序盤こそ毎試合のように退場者が出たことも影響して低迷していたものの、ウィリアム・スティル監督が指揮を執るようになってからは調子が上向いている。スティル体制となってから未だ黒星はなく、オスカル・ガルシア前監督時代も含めて直近のリーグ戦14試合で負けなしをキープ。それでも、引き分けが多いことも事実で今節は2試合ぶりの白星を狙う一戦だ。伊東純也は12試合連続のスタメン出場を飾っている。
試合の均衡が破れたのは10分。右サイド開いた位置でボールを受けた伊東がクロスボールを送ると、アレクシス・フリップがコースを変え、最後はマーシャル・ミュネツイが右足で流し込む。好調のスタッド・ランスがホームで先手を取った。
その後もスタッド・ランスがゴールに迫る時間帯が続き、23分にはミドルシュートのこぼれ球に伊東が反応。ヘディングシュートを狙ったが、ここはGKゴティエ・ガロンに弾き出された。それでも続く44分、全体のラインを高く保って敵陣でボールを奪うと、ミュネツイの落としからミジアン・マオリダがミドルシュートを沈める。スタッド・ランスが2点をリードして前半は終了した。
後半に入っても立ち上がりからスタッド・ランスが攻勢を強める。50分には自陣右サイドでボールを奪った伊東が1人かわして大外のフリップに預ける。背後のスペースにスルーパスを通すと、抜け出したフォラリン・バログンが左足でGKとの1対1を仕留めた。バログンはリーグの得点ランキングで単独トップに立つ今季15ゴール目。スタッド・ランスが勝利を手繰り寄せた。
82分には再び伊東が躍動。自陣でボールを奪ったところからチーム全体がスピードアップし、右サイドを駆け上がった伊東にボールが渡る。パスは流れてしまったものの、伊東はペナルティエリア右奥でボールを拾い、マイナスへと仕掛けていく。スイッチしてフリーの味方を使うと、イェンス・カユステが対峙したDFをかわしてゴールネットを揺らした。
試合はこのままタイムアップ。伊東の1アシスト、そしてその他2ゴールに絡む活躍もあり、スタッド・ランスは無敗記録を「15」まで伸ばした。なお、伊東はフル出場を果たしている。一方、トロワはこれでリーグ3連敗となった。
次節、スタッド・ランスは18日に敵地でニースと対戦する。一方、トロワは19日にモンペリエをホームに迎える予定だ。
【得点者】
1-0 10分 マーシャル・ミュネツイ(スタッド・ランス)
2-0 44分 ミジアン・マオリダ(スタッド・ランス)
3-0 50分 フォラリン・バログン(スタッド・ランス)
4-0 82分 イェンス・カユステ(スタッド・ランス)
By サッカーキング編集部
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