PSGはレンヌ相手にまさかの無得点 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第28節が19日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とレンヌが対戦した。
チャンピオンズリーグではバイエルンに2戦合計0-3で敗れ、無念のラウンド16敗退となったPSG。クープ・ドゥ・フランスも既に敗退していることから残るコンペティションはリーグ・アンのみとなっており、2連覇を目指す戦いに専念する。今節は本拠地『パルク・デ・フランス』でレンヌと対戦。今年1月に行われた第19節では0-1と黒星を喫しており、約2カ月を経てのリベンジを狙う。PSGのスターティングメンバーにはマルコ・ヴェラッティ、リオネル・メッシ、キリアン・エンバペらが並んだ。
試合が動いたのは23分。自陣深い位置からのスルーパス1本でエンバペが最終ライン裏に抜け出し、ペナルティエリア左から右足で流し込む。しかし、エンバペのポジションがオフサイドだったため得点は認められず。
その後もPSGが試合の主導権を握る。26分には敵陣でボールを奪ったところから右サイドのメッシにボールが渡ると、カットインからスルーパスを供給。抜け出したエンバペがGKの頭を越すループシュートを狙ったものの、ここはGKスティーヴ・マンダンダが顔面セーブで得点を許さず。33分には自陣左サイドからの長いスルーパスにメッシが反応。寄せてきたDFをかわして左足を振ったが、シュートはGKマンダンダに阻まれる。40分にもメッシのスルーパスからエンバペがフィニッシュまで持ち込んだものの、またもGKマンダンダが立ちはだかった。
対するレンヌは前半終了間際の45分、ピッチ中央付近でボールを持ったバンジャマン・ブリジョーが浮き球のスルーパスを送ると、背後のスペースへ飛び出したカール・トコ・エカンビが巧みなファーストタッチから右足で狙う。シンプルな攻撃でゴールネットを揺らし、レンヌの1点リードでハーフタイムに突入した。
後半に入ると立ち上がりの48分、敵陣でボールを奪ったところからレンヌが攻撃へ転じる。左サイドに流れたトコ・エカンビがスペースに持ち運んでクロスボールを送ると、フリーで走り込んだアルノー・カリムエンドが押し込んだ。昨夏の移籍市場でPSGからレンヌへと完全移籍したカリムエンドの“古巣弾”で、レンヌがリードを広げた。
その後はエンバペ、メッシがゴールに迫る場面を作ったものの1点が遠い。84分にはヴェラッティが高い位置でボールを奪うと、エンバペに預けてボックス内に侵入。リターンパスを受けると右足でコントロールショットを狙ったが、ここはGKマンダンダがビッグセーブを見せた。
試合はこのままタイムアップ。PSGはレンヌ相手に“シーズンダブル”を許しただけでなく、今季のホームで行われたリーグ・アンでは初となる無得点で終了。依然として首位の座はキープしているものの、5連勝を逃した。一方のレンヌは3試合ぶりの白星に。今後のヨーロッパのカップ戦出場権争いに向けて貴重な勝ち点「3」を積み上げた。
ここから各国リーグ戦はインターナショナルマッチウィークによる中断期間に突入。次節、PSGは4月2日にリヨンをホームに迎える。一方、レンヌは4月1日にRCランスとホームで対戦する。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 0-2 レンヌ
【得点者】
0-1 45分 カール・トコ・エカンビ(レンヌ)
0-2 48分 アルノー・カリムエンド(レンヌ)
By サッカーキング編集部
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