トロフィーを掲げるオナイウ阿道 [写真]=Icon Sport via Getty Images
クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝が29日に行われ、ナントとトゥールーズが対戦した。トゥールーズのFWオナイウ阿道は69分から途中出場した。
試合の均衡が破れたのは開始4分、右コーナーキックにローガン・コスタが頭で合わせて、トゥールーズが先制する。さらに10分、今度は左サイドの深い位置でフリーキックを獲得。その流れからふたたびL・コスタがボールをゴールへとねじ込み、早くも2点差に。
23分にはトゥールーズが3点目を獲得。左サイドからガブリエル・スアソが絶妙のアーリークロスを送ると、抜け出したタイス・ダリンハが合わせた。トゥールーズの勢いは止まらず、31分にはゴール前のこぼれ球に反応したダリンハが再びゴールネットを揺らす。
4点リードで折り返したトゥールーズは、75分にPKで1点を返される。それでも79分、ザカリア・アブクラルが豪快なミドルシュートを叩き込み、再びナントを突き放す。
試合はこのまま終了し、トゥールーズが昨季王者のナントを5-1で下してトロフィーを掲げた。なお、1956-57シーズンにも同名の「トゥールーズFC」がフランス杯を制しているが、同クラブは「レッドスターFC」に吸収される形で1967年に解散。1970年に創設された「トゥールーズFC」と直接の関係性はなく、トゥールーズ市を拠点とするクラブのフランス杯制覇は66年ぶり、現在の「トゥールーズFC」にとってはクラブ史上初のメジャータイトルとなる。
また、カップ戦制覇により、トゥールーズは2023-24シーズンのヨーロッパリーグ・グループステージ出場権を獲得した。
【得点者】
0-1 4分 ローガン・コスタ(トゥールーズ)
0-2 10分 ローガン・コスタ(トゥールーズ)
0-3 23分 タイス・ダリンハ(トゥールーズ)
0-4 31分 タイス・ダリンハ(トゥールーズ)
1-4 75分 リュドヴィク・ブラス(ナント)
1-5 79分 ザカリア・アブクラル(トゥールーズ)
By サッカーキング編集部
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