PSGがトロワに3-1で勝利![写真]=Getty Images
リーグ・アン第34節が7日に行われ、トロワとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
リーグ連覇に向けて首位を走っているPSGだが、前節は前半に退場者を出し、ホームでロリアン相手に1-3で敗北。リーグ4連勝を逃した。1試合消化の多い2位RCランスとの勝ち点差は暫定で「3」に縮まっており、優勝争いを優位に進めるためにも今節は是が非でも勝ち点「3」を掴みたいところ。無許可でのサウジアラビア渡航で活動停止処分を受けたリオネル・メッシや出場停止のアクラフ・ハキミを欠く中、今節は18位トロワの本拠地に乗り込んだ。
序盤からボール保持率で勝るPSGが試合の主導権を握る。2分には左サイドを突破したフアン・ベルナトが中央にグラウンダーで折り返し、走り込んだウーゴ・エキティケがシュート。8分には右サイドの敵陣深くで縦パスを引き出したヴィティーニャがクロスを送る。ディフレクションしたボールがクロスバーを叩くと、ゴール前に詰めていたキリアン・エンバペが頭で押し込みネットを揺らした。エースの4試合連続ゴールでPSGが先制に成功する。
その後もトロワを押し込み続けるPSG。21分には左サイドでのパス交換からボックス手前中央のファビアン・ルイスにボールが渡る。F・ルイスが右足で狙い澄ましたシュートを放ったが、トロワのGKが好セーブ。直後の右CKではヴィティーニャのクロスに中央でダニーロ・ペレイラが頭で合わせたが、シュートは惜しくも枠の上へ外れた。27分には再びF・ルイスが際どいシュートを放つ。
劣勢のトロワは28分、カウンターからママ・バルデがボックス内に侵入するも、PSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマがブロック。こぼれ球を拾ったルシアン・アグメのシュートはカバーに入ったマルキーニョスのブロックに阻まれた。徐々にPSGゴールに迫るシーンを作ると、44分には右からのクロスにM・バルデがダイビングヘッドで合わせたが、このシュートはGKドンナルンマが好セーブで凌ぐ。前半はこのままPSGの1点リードで折り返した。
迎えた後半の序盤もPSGが多くのチャンスを作る。51分にはエキティケがボックス手前から強烈なミドルシュートを放つも、トロワのGKが落ち着いてセーブ。直後にはエキティケとの連携でボックス内に抜け出したマルコ・ヴェラッティが右足を振り抜いたが、こちらもGKにブロックされた。53分には左に開いたエンバペが、カットインから強烈な右足シュートを放つも、惜しくも枠の右へ外れた。
59分、PSGに貴重な追加点が生まれる。敵陣中央でボールを受けたヴェラッティが、ボックス内に柔らかいボールを送ると、走り込んだヴィティーニャがヘディングでゴールを狙う。シュートはGKに阻まれるも、こぼれ球を自らプッシュし、PSGがリードを2点に広げた。その後もPSGはボールを握りつつ、試合を優位に進めていく。幾度となくトロワゴール前に迫り、エンバペやエキティケがシュートチャンスを迎える。
なかなか決定的なチャンスを作れずにいたトロワは、83分に左からのクロスにニアサイドで待ち構えていたシャヴィエル・シャヴァルランが巧みなヘディングシュートを叩き込み点差を1点に縮める。しかし、PSGもすぐさま反撃。86分、高い位置でのボール奪取から、途中出場のレナト・サンチェスがボックス内のエンバペにパス。シュートはGKに防がれたが、こぼれ球をF・ルイスが豪快に蹴り込みネットを揺らした。PSGが再び2点リードを奪う。
試合はこのまま1-3で終了。勝利したPSGが2位RCランスとの勝ち点差を「6」に広げた。次節、トロワは14日にアウェイでレンヌと、PSGは13日にホームでアジャクシオと対戦する。
【スコア】
トロワ 1-3 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 8分 キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
0-2 59分 ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン)
1-2 83分 シャヴィエル・シャヴァルラン(トロワ)
1-3 86分 ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン)
By サッカーキング編集部
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