去就に注目が集まるエンバペ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペは、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が自身のキャリアに影響を与えないことを強調した。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在24歳のエンバペは、昨夏にレアル・マドリードへの移籍が確実視されていたなかでPSGとの契約を延長した。しかし、当初「3年」と思われていた契約は「2年+1年の延長オプション」という形で、エンバペ側にオプション行使の権利があることが判明。その権利行使の期限が2023年7月31日までとされているものの、同選手がそれを行使しない意向を書簡でクラブ側に通達したことが明らかになっている。
エンバペとしては2023-24シーズンもPSGでプレーを続けることを強調している一方で、同クラブとしては来夏のフリー移籍を避けるために今夏の売却も検討していることが報じられるなど、同選手の去就には注目が集まっている。
そんななか、これまでも移籍の噂が浮上した際にフランスのトップリーグでプレーを続けることを促していたマクロン大統領は先日、再びエンバペに残留をするように働きかけると示唆したことが明らかになっている。
これを受け、現在フランス代表で活動しているエンバペは「大統領がどのような影響力を持っているかって? 2023年の今日、キャリアには何も影響がない。彼は僕にパリにとどまることを望んでいて、僕はとどまることを望んでいる。僕たちは同じ考えをしているからね」と何も影響がないことを強調した。
また、今夏PSGを離れるかと聞かれたエンバペは「すでに答えているよ。僕の方針はPSGに残ることだと言った。それが現時点で唯一の選択肢だ。プレシーズンが始まったら戻ってくる準備をしている。あの手紙が誰かを傷つけたり、怒らせたりするとは思わなかった」と改めて来季もPSGでプレーを続けることを主張した。
そして、16日に行われるEURO2024予選のジブラルタル代表戦に向けては「幼い頃からこういったことには慣れている。明日の試合のことだけ考えている。それが唯一の心配事だ」と去就問題に影響は受けないことを口にしたエンバペは、「外で起きていることは二の次だ。明日は自分が偉大な選手であることを示したい」と意気込みも語った。
By サッカーキング編集部
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