PSGのガルティエ監督 [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるクリストフ・ガルティエ監督が、警察に逮捕されたようだ。6月30日、フランスメディア『RMC Sport』やイギリスメディア『BBC』などが伝えている。
報道によると、現在PSGを指揮しているガルティエ監督だが、2021年6月から翌年6月まで指揮を執っていたニース時代に人種差別的な発言をしたとして、息子で代理人を務めるジョン・ヴァロビッチ・ガルティエ氏とともに警察に逮捕され、拘留されているという。なお、息子はすでに釈放されているとも報じられている。
事の発端は今年4月にオーナーに送られたメールの内容がリークされたことに遡り、ガルティエ監督がチーム内に黒人選手とイスラム教徒の選手が多すぎると発言したほか、ラマダンの時期には選手たちに断食をしないよう求めていたことなどが発覚したことが問題となっていた。
当初ガルティエ監督はこの疑惑を否定していたものの、ニースの警察で捜査が行われてきたなか、人種や宗教への所属に基づく差別の疑いで今回の身柄拘束に至ったという。また、12月15日に同監督はニースの刑事裁判所で裁判を受ける予定にもなっているようだ。
ガルティエ監督の拘留を受け、ニースで検察官を務めるグザヴィエ・ボノム氏は「特定の民族グループ、国家、人種、宗教の実際のあるいは想定されるメンバーシップに対するモラルハラスメントとそれに基づく差別」が理由で起訴されたことを明かしている。
なお、ガルティエ監督はこの件に関係なく、今夏にPSGから解任されることが濃厚となっており、後任にはスペイン代表の元指揮官であるルイス・エンリケ氏が就任することも報じられている。
By サッカーキング編集部
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