発言が問題視されているエンバペ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの発言が、クラブ内で問題視されているようだ。8日、フランスメディア『RMC』が報じている。
現在24歳のエンバペは昨年、レアル・マドリードへの移籍が確実視されていた中でPSGとの契約を2025年まで延長していた。しかし、当初「3年」と思われていた契約は「2年+1年延長のオプション」という形で、エンバペ側にオプション行使の権利があることが判明。その権利行使の期限は2023年7月31日までとされているなか、エンバペはクラブに対して1年の契約延長オプションを行使しない意向であることや、今夏に退団する意思がないことも明言。そのため、メディアでは来夏にフリーでPSGを退団する可能性も度々報じられており、去就には大きな注目が集まっている。
そんななか、エンバペはフランス誌『フランス・フットボール』のインタビューで「PSGでプレーしていることは大きな助けにはならない。評価や賛否が分かれるクラブだからね」と発言。さらに、インタビューの中でPSGに何が欠けているかを尋ねられると「わからない」としつつ、「このクラブを作る人たちに聞くべきだ」と主張。続けて「他の選手たちは全力を尽くした。サッカーでは時々、いわゆるガラスの天井に直面することがある。だから、それは僕とってあまり大きな問題ではなく、むしろ上の方に向けられた問題だ」とコメントした。
今回の報道によると、エンバペのこれらの発言がクラブ内で問題視されている模様で、新加入2選手を含めてPSGの6選手がこれらの発言についてクラブ首脳陣に不満を示したようだ。また、一部選手はこれらのエンバペの発言はクラブに対する侮辱だと指摘しているとのこと。さらに、PSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、これらの発言はクラブに対する敬意の欠如だと感じている模様で、エンバペが今夏にクラブを退団しない意向を示していることに大きな疑問を感じているという。
クラブへの敬意を欠いた発言が問題視されているエンバペだが、果たしてどのような結末を迎えることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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