エンバペについて語ったレオナルド氏 [写真]=Getty Images
かつてパリ・サンジェルマン(PSG)のスポーツディレクター(SD)を務めた元ブラジル代表MFレオナルド氏が、フランス代表FWキリアン・エンバペの“去就騒動”について語った。9日、フランスメディア『RMC』が報じている。
現在24歳のエンバペは昨年、レアル・マドリードへの移籍が確実視されていた中でPSGとの契約を2025年まで延長していた。しかし、当初「3年」と思われていた契約は「2年+1年延長のオプション」という形で、エンバペ側にオプション行使の権利があることが判明。その権利行使の期限は2023年7月31日までとされているなか、エンバペはクラブに対して1年の契約延長オプションを行使しない意向であることや、今夏に退団する意思がないことも明言。そのため、メディアでは来夏にフリーでPSGを退団する可能性も度々報じられており、去就には大きな注目が集まっている。
そんななか、現役時代にもPSGでプレーし、引退後には同クラブのSDも務めたレオナルド氏がフランス紙『レキップ』のインタビューに応え、エンバペの“去就騒動”について言及。「クラブの利益のためにも、どんな形であれ、エンバペが去る時が来たと思う」と今夏に24歳のフランス代表FWを売却すべきとの見解を示しつつ、「彼はパリで6年間過ごしたが、その間に彼なしで5つのクラブがチャンピオンズリーグ(CL)を制している」とエンバペを売却したとしても、CL制覇は可能であると主張した。
さらに、レオナルド氏は「この2年間の彼の振る舞いを見ていると、彼はチームを統率できる選手ではないことが分かる。彼は偉大な選手だが、リーダーではない。偉大な点取り屋ではあるが、クリエイティブではない。彼を中心としたチームを作るのは難しい」と続け、選手としての実力を認めた一方で、エンバペのリーダーとしての資質には疑問を呈した。
By サッカーキング編集部
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