去就に大きな注目が集まるエンバペ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWキリアン・エンバペが、自らの去就に関してクラブ上層部との面談に臨むようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在24歳のエンバペはモナコで頭角を表すと、1シーズンのレンタル加入を経て2018年夏にPSGに完全移籍。ここまで公式戦通算260試合の出場で163ゴール82アシストを記録するなど、同クラブの中心選手として活躍している。昨年夏にはレアル・マドリードへの移籍が濃厚と報じられたなか、PSGと新契約を締結しリーグ・アン残留に至った。
しかし、当初2025年6月末までの3年間と見られていた新契約は、2024年までの2年間+1年間の延長オプションであったことが後に判明。さらに、契約延長オプション行使の権利はエンバペ側に委ねられており、その期限は今年の7月31日に設定されているという。すでにエンバペはクラブに対し、1年の契約延長オプションを行使しない意向であることや、今夏に退団する意思がないことを明言。そのため、同選手が来夏にフリーでPSGを退団する可能性も盛んに報じられており、去就には大きな注目が集まっている。
PSG側は莫大な市場価値を誇るエンバペのフリー流出だけは何としても避けたいと考えており、仮に契約延長が実現しなければ、今夏の売却に踏み切る模様。実際に同クラブのナセル・アル・ケライフィ会長も「私の立場は明確だ。キリアンが残留したいのであれば、我々も残留して欲しい。しかし、彼は新たな契約にサインする必要がある。我々は世界最高の選手をフリーで失いたくはない。非常に明白なことだ」と明言している。
今回の報道によると、エンバペは休暇を切り上げ、現地時間17日の月曜日にPSGに合流したとのこと。翌18日火曜日にはフルトレーニングを消化する予定だが、今週中にはアル・ケライフィ会長との面談も予定されているようだ。PSG側は今夏の残留か契約延長かという2択を提示し、再度エンバペ側に決断を迫ると見られている。
いよいよ“重要局面”に入ったエンバペの去就。果たして24歳のフランス代表FWはどのような決断を下すのだろうか。
By サッカーキング編集部
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