イ・ガイインら6名の新戦力が先発したPSG [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第1節が12日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とロリアンが対戦した。
2連覇中の王者の船出がいよいよ始まる。PSGは今夏に大幅な戦力刷新を敢行。リオネル・メッシやセルヒオ・ラモスの退団が決まり、キリアン・エンバペ、ネイマールの去就も不透明となっている。このような状況の中、開幕戦のピッチには実に6名の新戦力が先発入り。マルコ・アセンシオ、ゴンサロ・ラモス、イ・ガンインらがスタメンに並んだ。昨季からの戦力としてはジャンルイジ・ドンナルンマ、ダニーロ・ペレイラ、ヴィティーニャらが入っている。
試合は立ち上がりからPSGが主導権を握る。8分には敵陣右サイド内寄りの狭いスペースでイ・ガンインがD・ペレイラからボールを引き出すと、前を向いて中央へパス。待っていたアセンシオは時間をかけずにボックス内へ繋ぎ、最後はG・ラモスがダイレクトで左足を振り抜く。ここはGKイボン・ムボゴのガインセーブに阻まれた。
その後もPSGがボールを握って攻撃に出る時間帯が続くも、PSGはロリアンの守備陣を攻略することができない。すると劣勢を強いられていたロリアンが42分、リュカ・エルナンデスからヴィティーニャへのパスを狙っていたローラン・アバルジェルが敵陣でインターセプト。そのまま右足を振り抜くと、シュートはポストを直撃した。
スコアレスで折り返した後半も試合の様相は変わらず、47分にはリュカ・エルナンデスが放ったアーリークロスのこぼれ球にイ・ガンインが反応。右足を振ったもののシュートは相手にブロックされる。76分にはこの日最大の決定機が到来。マヌエル・ウガルテの浮き球パスに抜け出したカルロス・ソレールがペナルティエリア左のゴールライン際から折り返すと、フリーで走り込んだファビアン・ルイスがダイレクトでシュートを放つ。決まったかに思えたが、GKムボゴがビッグセーブを見せた。
最後までPSGは攻撃の手を緩めなかったものの、ロリアンのゴールをこじ開けることができず、試合はこのままタイムアップ。今季のPSGはまさかの引き分けスタートとなった。
次節、PSGは19日にオナイウ阿道が所属しているトゥールーズと敵地で対戦する。一方、ロリアンは20日にニースをホームに迎える。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 0-0 ロリアン
【得点者】
なし
By サッカーキング編集部
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