ネイマールが6年間を過ごしたPSGに別れを告げることとなりそうだ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)とアル・ヒラルが、ブラジル代表FWネイマールの完全移籍について合意に至った模様だ。フランスメディア『レキップ』など各メディアが一斉に報じている。
今夏に就任したルイス・エンリケ監督より2023-24シーズンの構想外であることが伝えられたとされるネイマールは、この数日でサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・ヒラル行きの噂が浮上していた。『レキップ』によると、13日の時点で個人合意に至ったとのことで、ネイマールは2年契約を締結予定。年俸総額は1億6000万ユーロ(約253億円)ほどの見込みであることが報じられていた。
そして、個人合意の直後にPSGとアル・ヒラルはクラブ間合意に達したようだ。移籍金は8000万ユーロ(約127億円)の見込みで、ボーナスも含めると1億ユーロ(約159億円)前後にのぼるという。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は14日の時点ですべての書類が完成し、ネイマールもアル・ヒラルのメディカルチェックを通過したと伝えている。今週後半にはサウジアラビアへ向かい、ネイマールの加入が正式に発表される見通しだ。
現在31歳のネイマールはサントス、バルセロナを経て、2017年夏に2億2200万ユーロ(約352億円)という世界最高額の移籍金でPSGに完全移籍加入。初年度から背番号10を託され、“エース”としてクラブを5度のリーグ・アン制覇へ導いたものの、チャンピオンズリーグ(CL)では最後まで優勝に手が届かなかった。在籍した6シーズンで、公式戦通算173試合のピッチに立ち、118ゴール77アシストを記録している。
なお、『レキップ』の報道によると、ネイマールはアル・ヒラルとの契約が満了する2025年夏にヨーロッパ復帰を画策しているという。翌年に控えたFIFAワールドカップ2026への出場を目指し、もう1度トップレベルに身を置くことを希望しているようだ。自身は古巣であるバルセロナへの復帰を熱望しているという。
“王国の10番”として長年ヨーロッパサッカーで活躍してきたネイマール。クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマがプレーしているSPL行きはまもなく正式に決まりそうだ。
By サッカーキング編集部
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