若き“レ・ブルー”を率いることが決まったアンリ氏 [写真]＝Getty Images
フランスサッカー連盟（FFF）は21日、U－21フランス代表の新監督にティエリ・アンリ氏が就任することを発表した。
FFFの発表によると、契約期間は2025年夏までの2年間。アンリ氏はU－21フランス代表を率いて、来年に控えた母国開催のパリ・オリンピックに臨んだ後、2025年の夏に控えたUEFA U－21欧州選手権を目指して戦っていくことになる。なお、UEFA U－21欧州選手権は予選開始時の年齢制限が21歳のためこのような大会の名称が付けられている。予選を勝ち抜いて本大会行きの切符を掴んだ場合、アンリ氏は実質U－23フランス代表となっている面々を率いることとなる。
現在46歳のアンリ氏は現役時代にモナコ、アーセナル、バルセロナなどのクラブで活躍。フランス代表としても123試合の出場で51ゴールという成績を残しており、FIFAワールドカップフランス1998では母国の初優勝に貢献していた。現役引退後は指導者に転身。古巣アーセナルのアカデミーでコーチを務め、キャリアの“新章”をスタートさせた。その後はベルギー代表のアシスタントコーチを経て、リーグ・アンのモナコやメジャーリーグ・サッカー（MLS）のモントリオール・インパクト（現：CFモントリオール）で監督も経験。2021年5月にはベルギー代表のアシスタントコーチに復帰し、1年遅れて開催されたEURO2020やFIFAワールドカップカタール2022にも帯同した。ロベルト・マルティネス監督（現：ポルトガル代表指揮官）の退任に伴い、カタールW杯終了後にベルギー代表チームを離れていた。
アンリ氏の初陣は9月7日に行われるU－21デンマーク代表との国際親善試合となる。同11日にはU－21スロベニア代表とのUEFA U－21欧州選手権予選も控えており、アンリ新監督は今月31日、この2試合に臨む若き“レ・ブルー”（フランス代表の愛称）のメンバーを発表予定だ。
By サッカーキング編集部
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