アセンシオ(左)とエンバぺ(右)のゴールでPSGが今季初勝利 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第3節が26日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とRCランスが対戦した。
昨季のリーグ・アンを制したPSGと、2位で終えていたRCランスが、シーズン序盤のこのタイミングで相見える。PSGは開幕戦のロリアン戦をスコアレスドローで終えると、続く第2節のトゥールーズ戦はキリアン・エンバペが決めたPKで先手を取りながら、試合終了間際にPKを決められ、1-1でタイムアップ。2試合を終えた段階で未勝利という状況が続いている。一方、RCランスも開幕戦でスタッド・ブレストとの撃ち合いを2-3で落とすと、続く第2節レンヌ戦を1-1のドローで終えていた。昨季上位に食い込んだ両クラブの対決で、初白星を飾るのはどちらになるだろうか。
PSGはエンバペが今季初のスターティングメンバーに名を連ねた。マルキーニョス、マルコ・アセンシオ、ウスマン・デンベレらもスタメンに入っている。対するRCランスはアンジェロ・フルジニやフロリアン・ソトカらが先発に並んだ。
試合は序盤からPSGがボールを握る時間が続くも、なかなか決定的なシーンを作るまでには至らない。30分には自陣でのボール奪取からスピーディな攻撃でゴールに襲いかかる。マヌエル・ウガルテが前線へロングフィードを送ると、反応したデンベレが相手を引きつけて縦に送る。最後はエンバペが右足を振り抜いたが、シュートはGKに阻まれた。
それでも、PSGはハーフタイムに突入する前に均衡を破ることに成功。45分、エンバぺとのパス交換で前を向いたヴィティーニャがボールを持ち運ぶと、横を走っていたウォーレン・ザイール・エメリを使う。ザイール・エメリがダイレクトで落とすと、最後はペナルティエリア手前からアセンシオが左足のシュートを沈めた。アセンシオの加入後公式戦初ゴールで、PSGが先手を取ってハーフタイムに突入した。
後半に入るとPSGの“エース”が再び見せ場を作る。52分、自陣でのビルドアップからリュカ・エルナンデスが前進すると、エンバぺとのワンツーでスペースへ飛び出す。ペナルティエリア手前で横へ流すと、並走していたエンバぺが強烈な一撃を叩き込んだ。エンバぺの2試合連続ゴールでPSGがリードを広げている。
その後もPSGの勢いは止まらず、76分にはカウンターから右サイドを駆け上がったデンベレが右足を振り抜いたものの、シュートは枠を外れた。それでも、後半アディショナルタイムにはハキミ、ヴィティーニャとのコンビネーションでファビアン・ルイスがペナルティエリア右に侵入。マイナス方向へ折り返し、待っていたエンバぺが右足を振り抜くと、シュートはディフレクションしてゴールに吸い込まれた。
試合終了間際には左サイドを突破したソトカがマイナスへ繋ぐと、モルガン・ギラヴォギが右足フィニッシュ。これがミラン・シュクリニアルに当たってゴールに吸い込まれ、RCランスが1点を返したものの、反撃はここまで。PSGが今季のリーグ・アン3戦目にして初白星を飾った。一方、RCランスは未勝利が続く苦しいシーズン序盤となっている。
次節、PSGは9月3日に敵地でリヨンと対戦する。一方、RCランスもアウェイ連戦となり、2日に南野拓実が所属しているモナコとの一戦に臨む。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 3-1 RCランス
【得点者】
1-0 45分 マルコ・アセンシオ(パリ・サンジェルマン)
2-0 52分 キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
3-0 90+1分 キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
3-1 90+4分 モルガン・ギラヴォギ(RCランス)
By サッカーキング編集部
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