伊東(左)、中村(右)もフル出場で勝利に貢献(撮影は第2節クレルモン戦) [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第3節が27日に行われ、スタッド・ランスとモンペリエが対戦した。
開幕から2試合を終え、スタッド・ランスは1勝1敗という成績を残している。ここまで全3ゴールを挙げている中、伊東純也は1得点1アシスト、さらに残る1ゴールもコーナーキックで起点となるなど、“攻撃の核”として好スタートを切った。今節はここまで1勝1分と無敗で駆け抜けているモンペリエと敵地で対戦。伊東は3試合連続、中村敬斗は2試合連続の先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりの8分に動く。スタッド・ランスは右コーナーキックを獲得すると、“10番”を背負うテディ・テウマがキッカーを担当。左足で上げたインスイングのボールはペナルティエリア内中央にポジションを取ったユニス・アブデルハミドにピタリ。ヘディングシュートを沈め、スタッド・ランスが幸先良く先手を取った。
スタッド・ランスが1点をリードして時間が経過すると、41分にはペナルティエリア手前右寄りの位置でフリーキックを獲得。ボールの前には中村も立っていたが、先ほどコーナーキックで先制点を演出したテウマが左足でシュートを放ち、弧を描いた綺麗な一撃をゴール右に突き刺した。スタッド・ランスが貴重な追加点を奪っている。
前半のうちに1点を返したいモンペリエは前半アディショナルタイム、敵陣左サイド深い位置でフリーキックを獲得すると、テジ・サヴァニエが右足でクロスバーをかすめる一撃を放つ。直後には敵陣右サイドでボールを受けたムーサ・アルタマリがカットインから縦へと切り返し、右足で狙い澄ましたシュートを沈めた。モンペリエが1点を返してハーフタイムに突入している。
後半に入ると立ち上がりの48分、モンペリエは敵陣左サイドでのスローインからダイレクトでサヴァニエが叩くと、ジョリス・ショタールが浮き球でボックス内にアバウトなボールを入れる。抜け出したアルタマリが右へ繋ぐと、走り込んできたアルノー・ノルダンが左足を振り抜いたが、シュートは右ポストに嫌われた。
前半終了間際からやや劣勢を強いられたスタッド・ランスだったが、56分には左サイドから攻撃へ。中村が縦への仕掛けから放ったクロスボールはブロックされたが、中途半端になったクリアボールにテウマが反応。迷いなく左足を振り抜くと、強烈な一撃がゴールネットに吸い込まれる。スタッド・ランスが再びリードを広げた。
勢いに乗るスタッド・ランスは62分、ウマル・ディアキテが中央への仕掛けからペナルティエリア内で倒され、PKを獲得する。ディアキテ自身がキッカーを務めたものの、ゴール右を狙った一撃はGKベンヤミン・ルコントに阻まれた。
最後までこれ以上スコアは動かず、試合はタイムアップ。スタッド・ランスが敵地で3ゴールを奪い、リーグ・アン2連勝を記録した。中村は65分までプレーし、伊東はフル出場を果たしている。一方、モンペリエはホームで今季初黒星を喫した。
次節は9月3日に行われ、スタッド・ランスは敵地でメスと、モンペリエと敵地でリールと、それぞれ対戦する。
【得点者】
0-1 8分 ユニス・アブデルハミド(スタッド・ランス)
0-2 41分 テディ・テウマ(スタッド・ランス)
1-2 45+4分 ムーサ・アルタマリ(モンペリエ)
1-3 56分 テディ・テウマ(スタッド・ランス)
By サッカーキング編集部
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