メスとスタッド・ランスの一戦はドロー決着 [写真]=Getty Images
リーグ・アン第4節が3日に行われ、メスとスタッド・ランスが対戦した。
日本代表FW伊東純也と同FW中村敬斗が所属するスタッド・ランスは開幕節でマルセイユに逆転負けを喫したものの、その後はクレルモンとモンペリエを下し、現在はリーグ戦連勝中。今節はここまで1勝1分1敗のメスの本拠地に乗り込んでの一戦。伊藤は4試合連続でスタメンに名を連ね、中村はベンチから出場機会をうかがうこととなった。
開始直後の7分に早くもスコアが動く。GKのスローからカウンターを発動したメスは、ヨエル・アソロが中央をドリブルで持ち上がり左へ展開。ボールを受けたシェイク・サバリがボックス手前左から強烈なシュートをゴール右上隅に突き刺し、ホームチームが先制に成功した。対するスタッド・ランスは17分、敵陣内でボールを奪うとウマル・ディアキテがボックス手前中央から右足を一閃。強烈なミドルシュートがネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
スタッド・ランスはボール保持率を高めながら、追加点のチャンスをうかがっていく。右サイドの伊東も時折チャンスに絡むも、決定的なシュートを放つことはできない。対するメスは粘り強い守備で相手の攻撃を跳ね返しつつ、得意のカウンターを起点にゴール前に迫るシーンを作る。36分には伊東が右サイド深くまで持ち運び、ライン際からのクロスにマーシャル・ムネツィが頭で合わせたが、シュートは枠の左へ外れた。
前半終了間際にはメスに決定機が到来。素早い攻撃を展開すると、右サイドからのアーリークロスに中央のシモン・エリソールが頭で合わせる。シュートは枠を捉えたが、スタッド・ランスのGKイェフバン・ディウフが鋭い反応で弾き出し、追加点とはならなかった。前半はこのまま1-1で終了する。
迎えた後半、スタッド・ランスが早い時間で勝ち越しに成功する。敵陣左サイドでボールを受けたモハメド・ダラミーが味方との巧みな連携でボックス内へ侵入。最後は中央のテディ・テルマが左足でゴール右下に流し込んだ。逆転を許したメスは相手DFの背後を取る攻撃や両サイドからのクロスで相手ゴールに迫っていく。すると63分、ボックス手前中央でこぼれ球を拾ったアブリー・ジャロウが強烈なミドルシュートを突き刺し、スコアを2-2とした。
スタッド・ランスは71分に2枚替えを敢行し、中村が左サイドの攻撃的ポジションに入った。スタッド・ランスは後方からボールを繋ぎつつ、両サイドの伊東と中村を起点にチャンスの創出を試みる。しかし、人数をかけた守備の攻略に苦戦し、なかなか決定的なシュートを放つことができない。一方のメスも鋭いカウンターを繰り出すも、フィニッシュの精度を欠き勝ち越しゴールは奪えず。試合はこのまま2-2で終了し、両チームが勝ち点「1」ずつを分け合った。
次節は17日に行われ、メスはアウェイでRCランスと、スタッド・ランスはホームでブレストと対戦する。
【得点者】
1-0 7分 シェイク・サバリ(メス)
1-1 17分 ウマル・ディアキテ(スタッド・ランス)
1-2 52分 テディ・テルマ(スタッド・ランス)
2-2 63分 アブリー・ジャロウ(メス)
By サッカーキング編集部
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