開幕から5戦続けて先発に名を連ねた南野拓実 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第5節が17日に行われ、モナコとロリアンが対戦した。
開幕から4試合を3勝1分と無敗で駆け抜けているモナコは、“絶対王者”のパリ・サンジェルマン(PSG)が不調に陥っていることも影響し、前節終了時点で首位に立っている。そんなチームの中心として全試合にスタメン出場している南野拓実は、ここまで3ゴール3アシストと圧巻のパフォーマンスを披露。1勝2分1敗となかなか勝ちきれない序盤戦を過ごしているロリアンとのアウェイゲームでも、5試合連続の先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりの2分に動く。自陣高い位置で前を向いたエリ・ジュニア・クルピが中央を破るスルーパスを通すと、抜け出したトシン・アイェグンが右足アウトサイドで浮かせたシュートを流し込み、ホームチームのロリアンが先手を取った。
だが、好調のモナコはここから反撃をスタート。17分、敵陣低い位置でボールを引き出した南野が、寄せてきた相手をかわして右へ繋ぐ。ヴァンデルソンは中央へ切り返した逆サイドへパスを送ると、ボールを引き取ったユスフ・フォファナが浮き球のスルーパスを供給。抜け出したアレクサンドル・ゴロヴィンが右足トラップから左足でシュートをねじ込み、モナコが試合を振り出しに戻した。
1-1で折り返した後半もモナコがボールを握ったが、なかなか決定機の数を増やすことはできない。それでも69分、敵陣で粘ったマグネス・アクリウシェが中央へ繋ぐと、ボックス手前でパスを受けたゴロヴィンが左へ流す。ペナルティエリア左で待っていたフォラリン・バログンは反転から前を向き、左足でニアサイドを撃ち抜いた。今夏にアーセナルからモナコへ完全移籍加入したストライカーが、デビュー戦から2試合目にして早速結果を残し、モナコが逆転に成功した。
84分には自陣からのロングフィードに抜け出したバログンが、カットインから左へ切り返し、最後は左足でゴールネットを揺らしたが、オフサイドポジションにいた南野に当たったため得点は認められず。このままモナコが逃げ切りかに思われたが、ロリアンは試合終了間際に見せ場を作る。後半アディショナルタイム、左サイドからのアーリークロスをイサーク・トゥーレが頭で落とし、最後はロマン・フェヴルが左足でボレーシュートを叩き込んだ。
試合はこのままタイムアップ。モナコは最後の最後で勝ち点「3」を逃す形となり、今季2度目の2連勝とはならなかった。それでも、他会場の成績を踏まえて現時点では首位をキープしている。南野は86分までピッチに立った。
次節、モナコは22日にニースをホームに迎える。一方、ロリアンは23日にナントと敵地で対戦予定だ。
【得点者】
1-0 2分 トシン・アイェグン(ロリアン)
1-1 17分 アレクサンドル・ゴロヴィン(モナコ)
1-2 69分 フォラリン・バログン(モナコ)
2-2 90+8分 ロマン・フェヴル(ロリアン)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト