マルセイユは19日、声明を発表 [写真]=Getty Images
マルセイユは19日、パブロ・ロンゴリア会長らクラブ上層部に対する脅迫行為について声明を発表した。
今夏に、昨シーズン限りで退任したイゴール・ドゥドール監督の後任として、パブロ・ロンゴリア会長の盟友でもあるマルセリーノ・ガルシア・トラル氏を招聘したマルセイユ。チャンピオンズリーグ本戦出場を逃したものの、リーグ・アン開幕5試合で2勝3分の4位とまずまずの滑り出しを見せている。
そのなかで18日、マルセイユのクラブ上層部とマルセイユのウルトラス(応援団体)による緊急ミーティングが実施された。開催の経緯としては、今夏にMFディミトリ・パイエやMFマテオ・ゲンドゥージらの主力選手を放出したこと、そしてリーグ・アンでは勝ち切れない試合が続いていることに対して、ウルトラスが不満を募らせたとのこと。実際にウルトラスは、ロンゴリア会長らクラブ上層部に辞任を要求しており、それが為されない場合には「戦争だ」といった脅迫行為にも及んでいたようだ。
そして19日、マルセイユは公式サイトにて声明を掲載。脅迫行為に対して、「理事会は、いかなる脅迫行為を受け入れることはできません。個人に対する攻撃や根拠のない公的な中傷も容認するつもりはありません」と非難。一方で、ロンゴリア会長らの進退については明言を避けている。
また、マルセリーノ監督の進退については情報が錯綜。フランス紙『レキップ』は、今回の事案を受けたマルセリーノ監督が退任する意向を示したとする反面、スペイン紙『マルカ』は、ロンゴリア会長の去就次第であると報じている。
21日にヨーロッパリーグ・グループB開幕節アヤックス戦を控えているマルセイユだが、混乱が収束することがないまま試合に臨むことになりそうだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト