マルセイユを救う2得点を決めたFWオーバメヤン [写真]=Getty Images
マルセイユのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが、21日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループB開幕節アヤックス戦を振り返った。同日、フランスメディア『オンズ・モンディアル』が伝えている。
ウルトラス(応援団体)によるクラブ上層部に対する脅迫行為を受けて、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督が20日付で退任するという前代未聞の事態が起こったマルセイユ。混沌に包まれるなかで行われたヨーロッパリーグ・グループB開幕節アヤックス戦では、最大2点差にまで開いた試合をFWピエール・エメリク・オーバメヤンの2ゴールなどで、3-3の引き分けに持ち込んだ。
アムステルダムから勝ち点1を持ち帰ることに成功したマルセイユ。試合後、オーバメヤンは「全ての状況を踏まえれば、良い結果だ。相手はアヤックスでとても簡単な試合ではなかっただけに、ここで勝ち点を取れたことは素晴らしいこと。吹き荒ぶ嵐のなかで、僕たちは団結した。試合前に言ったようにね。全員が全力を尽くして得た勝ち点1だよ」と好意的に受け止めた。
また、オーバメヤンは「もちろん、(ファンから)期待されていることはわかっていた。ハングリー精神にあふれた素晴らしい選手たちがいて、彼らは誰を信頼しても問題ないということをプレーで証明した。勝ちたかったけど、すべてが非常にポジティブ」と告白。続けて「年長者としての役割? このようなときは、勇敢に、ハングリーに、ステップアップを目指す姿勢を見せないと。ただね、できる限り道を示すけど、それはチーム全体の仕事でもあるんだ」と決意を示している。
今週末のリーグ・アン第6節ではパリ・サンジェルマンと対戦するマルセイユ。敵地で行われる“ル・クラスィク”を制し、状況を好転させることはできるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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