難敵リールを下したスタッド・ランスが5位に浮上[写真]=Getty Images
26日、リーグ・アン第6節が行われ、リールとスタッド・ランスが対戦した。
今シーズンここまで2勝2分1敗のリールは、ジョナサン・デイヴィッドやサミュエル・ユムティティらが先発出場し、リーグ戦2試合ぶりの勝利を目指す。
対するスタッド・ランスも2勝1分2敗というまずまずのスタート。日本代表FWの伊東純也と中村敬斗は3トップの両翼で先発出場を飾った。
試合は序盤の12分、スタッド・ランスのゴールで動き出す。左サイドの伊東のCKから一度はファーサイドにボールが流れたものの、その折り返しを中央でモハメド・ダラミーが押し込み、早い時間帯にスタッド・ランスが先制に成功した。
するとそのわずか4分後の16分、スタッド・ランスが追加点を奪う。自陣からのパス交換で一気に前線にボールを運ぶと、最後はゴール前で完全にフリーとなっていた中村へパスが渡る。これを落ち着いてGKの頭上を越えるシュートで仕上げ、瞬く間にリードを2点に広げた。
前半はリールが長い時間ボールを握ったものの、少ない決定機で効率よく得点を重ねたスタッド・ランスのリードで折り返した。
75分にはリールに決定機。左サイドからの低弾道のクロスにレミ・カベッラが柔らかいタッチで合わせ完璧なパスに変えると、これをイヴァン・カヴァレイロがシュート。しかしDFジョセフ・オクヌの決死の守備に阻まれ、得点には至らなかった。
リードを守り切りたいスタッド・ランスは77分、中村、ダラミーなどに代えてレダ・カドラら3選手を一気に投入。大胆な采配で試合を締めようとする。
それでも追いかけるリールは79分に1点を返す。右サイドからのクロスが流れたボールをイスマイリが拾うと、正確なクロスをゴール前へ送る。これをキャプテンのベンジャミン・アンドレが頭で叩き込み、ホームチームが反撃の狼煙を上げた。
その後も相手ゴールに迫り続けたリールだったが、最後までスタッド・ランスの堅固な守備を崩すことができず。スタッド・ランスが今シーズン3勝目を挙げ、5位に浮上した。伊東は87分までプレーし、押し込まれる展開の中で献身的な守備で存在感を放った。
リールは次節10月1日にル・アーヴルと対戦。スタッド・ランスは同じく1日にホームにリヨンを迎える。
【得点者】
0-1 12分 モハメド・ダラミー(スタッド・ランス)
0-2 16分 中村敬斗(スタッド・ランス)
1-2 79分 ベンジャミン・アンドレ(リール)
By サッカーキング編集部
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