決定力を欠いたPSGはクレルモンと痛恨のドロー [写真]=Getty Images
リーグ・アン第7節が30日に行われ、クレルモンとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
今夏に就任したルイス・エンリケ監督の下でリーグ3連覇に挑むPSG。ここまでの成績は3勝2分1敗と圧倒的ではないものの、直近ではチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦、前節のマルセイユ戦で完封勝利を収めており、チームの状態は上向きだ。今節は公式戦3連勝を目指し、今シーズン未だ勝利のないクレルモンのホームに乗り込む。
試合は序盤からアウェイのPSGが主導権を握る。中盤で細かくボールを回しつつ、両サイドのキリアン・エンバペとウスマン・デンベレを起点にボックス内への侵入を試みる。人数をかけた守備でスペースを埋めるクレルモンは、何度かカウンターでサイドの深い位置を取るも、最後の局面でシュートまで持ち込めない。PSGは19分、左サイドの深い位置を取ったエンバペがマイナスへ折り返し、デンベレがダイレクトで合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。
ボール保持率で上回るPSGは32分、ボックス内右で縦パスを引き出したエンバペが滑り込みながら右足を振り抜くも、シュートはGKがセーブ。その直後には右CKの流れからデンベレが中央からダイレクトシュートを放ったが、こちらもGKに阻まれ先制点とはならなかった。40分にはヴィティーニャが敵陣中央からボックス内右へ絶妙なロングパスを送り、デンベレがダイレクトで合わせるも、またもGKの攻守に阻まれた。
スコアレスで迎えた後半、クレルモンに最初の決定機が訪れる。46分にボックス内左の至近距離から2度に渡ってシュートを放つも、PSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマが脅威的な反応を見せゴールを割らせない。52分にはシェイク・ウマル・コナテのシュートを再びGKドンナルンマが防ぐと、PSGはそこからカウンターを発動。しかし、デンベレの折り返しに合わせたエンバペのシュートは右ポストに嫌われた。
ゴールが遠いPSGは81分に複数人が絡んだ連携から途中出場のゴンサロ・ラモスに決定機が訪れるも、至近距離からのシュートは相手GKの鋭い反応に防がれ、ネットを揺らすことができない。終盤にかけてはD・ペレイラやエンバペが決定的なシュートを放つも、いずれもGKに防がれ決め切ることができず。試合はこのままスコアレスドローで終了した。
次節は10月8日に行われ、クレルモンはアウェイでモンペリエと、PSGはミッドウィークのCLを挟みアウェイでレンヌと対戦する。
【スコア】
クレルモン 0-0 パリ・サンジェルマン
By サッカーキング編集部
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