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ボルドーは25日、破産申請を行ったことを発表した。
1881年に創設され、6度のトップリーグ優勝を誇る名門のボルドーだが、近年は財政的な問題に悩まされて低迷している。2021-22シーズンのリーグ・アンで最下位に終わり降格となると、2022-23シーズンはリーグ・ドゥ(フランス2部)で3位に終わったものの、2023-24シーズンはリーグ・ドゥで20チーム中12位に終わっていた。
しかし、フランスリーグに所属するクラブの財務状況を監視する『DNCG』は財政問題が解決していない状況から、今月9日にボルドーに対して3部(フランス全国選手権)への降格を言い渡した。
ボルドーとしてはこの裁定にすぐさま控訴し、財政改善のためクラブ売却を目指してリヴァプールのオーナーでもあるフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)と交渉を行っていたが、16日にこれが破談に終わったことを発表。その理由については「今後数年間、スタジアムにかかる多額な費用と、フランスサッカー界の全般的な経済状況が含まれる」と説明していた。
これに伴い、クラブ売却の目処が立たなくなり、『DNCG』の懸念に対する現実的な解決策を提示できなくなったことを受け、23日には控訴を取り下げて3部に降格する制裁を受け入れることを明らかにしていた。
そんななか、ボルドーは25日に必要な再建を開始するために23日にボルドー商事裁判所に破産を申請したことを表明。そして、「今後数日から数週間にわたってクラブの実際の状況がどうなるかをフランスサッカー当局に対して透明性を持って伝える努力は、特にこの状況によるスポーツへの影響を最小限に抑えることを可能にするものでなければならず、クラブには次の目的がある。ナショナル1(3部)で迎える来シーズンに昇格することを目標としており、健全な財政と新たな野心を持って、できるだけ早く最高レベルにクラブを戻せるようにしていく」と声明を発表している。
なお、フランスの3部はプロとアマが混在するリーグとなっており、2部より降格してきたクラブは原則2年間だけプロとしての活動が認められている。それでも、財政上の問題を抱えているボルドーはプロとしての地位を保つための予算を改めて『DNCG』に証明する必要性が求められ、それが達成できなかった場合にはさらなる重い追加制裁が科される可能性があることから、プロとしての地位を放棄したことも発表。これに伴い、トレーニングセンターは閉鎖となる一方、ユースチームの育成は継続していくことを明らかにしている。
By サッカーキング編集部
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