ティエリ・アンリ監督[写真]=Getty Images
フランスサッカー連盟(FFF)は19日、フランスのアンダー世代の代表監督を務めていたティエリ・アンリ監督が退任することを発表した。
アンリ監督は2023年8月21日にU-21フランス代表監督に就任。自国開催のパリオリンピック2024(パリ五輪)では、U-23フランス代表を率いて銀メダル獲得に導き、フランスにロサンゼルスオリンピック(ロス五輪)以来となる40年ぶりの男子サッカーのメダルをもたらしていた。
契約期間は2025年6月までとなっており、2025年夏に開催されるUEFA U-21欧州選手権を戦う予定となっていたが、2024年8月19日にフィリップ・ディアロFFF会長との話し合いの末、「個人的な理由」により退任することが発表された。
フィリップ・ディアロ会長は「FFFを代表して、ティエリ・アンリ氏がU-21代表とパリ五輪代表監督として、成し遂げてきたすべての仕事に感謝したい。彼はロス五輪でのメダル獲得から40年後にパリで銀メダルを獲得したし、目標を達成しただけに、我々はこの決定を非常に残念に思っている。彼とともに過ごし、彼の素晴らしいプロ意識、厳格さ、代表への愛を知ることができた。私たちは彼の今後のキャリアの幸運を祈っている」と声明を発表した。
一方、アンリ監督も「私に素晴らしい機会を提供してくれたFFFと会長に感謝したい。オリンピックで銀メダルを獲得したことは、私の人生にとって最大の誇りの一つであり続けるだろう。魔法のような経験をさせてくれたFFF、選手、スタッフ、サポーターに心から感謝しています」と、プレスリリースで感謝を述べた。
これまでアーセナルユースやモナコの監督、ベルギー代表のアシスタントコーチなどを務めてきたアンリ監督。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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