伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスはマルセイユとドロー [写真]=Getty Images
リーグ・アン第2節が25日に行われ、マルセイユとスタッド・ランスが対戦した。
日本代表FW伊東純也と中村敬斗を擁するスタッド・ランスは開幕節でリールと対戦。序盤の15分に退場者を出すと、その後はリールの猛攻にさらされ、最終的には0-2の完封負けを喫した。初白星を目指す今節は名門マルセイユのホームに乗り込んでの一戦。伊東は右ウイング(WG)、中村は左WGとしてともに2試合連続でスタメンに名を連ねている。
序盤は拮抗した展開が続くも、時間の経過とともにマルセイユがボール保持率を高めていく。対するスタッド・ランスは中央を固めた守備で決定機を作らせず。右WGの伊藤も最終ラインまで戻り、粘り強い対応を見せる。14分、マルセイユはピエール・エミール・ホイビュルクとメイソン・グリーンウッドが立て続けにシュートを放つも、GKイェヴァン・ディウフのセーブもあり得点ならず。対するスタッド・ランスは中村と伊東が精力的な動きを見せるも、なかなかチャンスを作ることができない。
試合の均衡が破れたのは25分、細かいパス交換で相手を中央に集め、左サイドのカンタン・メルランへ展開。グラウンダーのクロスをアミーヌ・アリがダイレクトで流し込み、マルセイユが先手を取った。31分にはパス交換からホイビュルクが強烈なミドルシュートを放ち、GKが弾いたボールをエリー・ワヒがプッシュするもシュートは枠の上へ。スタッド・ランスは41分、中村が起点を作り、パスを受けた伊東が鋭いクロスを送るも得点には繋がらず。
その後、マルセイユはワヒとグリーンウッドに決定機が訪れるも、GKディウフを中心としたスタッド・ランス守備陣が追加点を与えず。前半は1-0での折り返しとなった。
後半はスタッド・ランスが積極的な入りを見せ、右に開いたウマル・ディアキテの折り返しに中村がダイレクトで合わせるなど、ゴールに迫るシーンを作る。中村は50分にも伊東のパスを受けてボックス手前中央からシュートを放つも、GKヘロニモ・ルジにセーブされる。すると51分、CKのこぼれ球を拾ったセルヒオ・アキエメが強烈なシュートを突き刺し、スタッド・ランスが試合を振り出しに戻した。
55分には中村のパスを受けて左サイドを駆け上がったヤヤ・フォファナがボックス内左へ侵入。深い切り返しから右足を振り抜くと、このシュートがネットを揺らしてスタッド・ランスが逆転に成功した。1点ビハインドとなったマルセイユは72分、相手DFラインの背後に抜け出したジョナサン・ロウのシュートが左ポストを直撃。こぼれ球をキープしたルイス・エンリケが難しい角度からシュートを放つと、GKが弾いたところをグリーンウッドが頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。
その後は両チームともにチャンスを作るも、互いのGKの好セーブもあり決勝ゴールは生まれず。試合はこのまま2-2で終了した。次節、マルセイユは31日にアウェイでトゥールーズと、スタッド・ランスは9月1日にホームでレンヌと対戦する。
【得点者】
1-0 25分 アミーヌ・アリ(マルセイユ)
1-1 51分 セルヒオ・アキエメ(スタッド・ランス)
1-2 55分 ヤヤ・フォファナ(スタッド・ランス)
2-2 72分 メイソン・グリーンウッド(マルセイユ)
By サッカーキング編集部
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