スタッド・ランス所属MF伊東純也[写真]=Getty Images
リーグ・アン第9節が26日に行われ、日本代表MF中村敬斗と伊東純也が所属するスタッド・ランスはスタッド・ブレストとホームで対戦した。
スタッド・ランスは開幕8試合で4勝2分2敗の6位と好位置につけている。中村は5試合連続ゴール中(1アシスト)、伊東は2ゴール2アシストと見事なパフォーマンスを見せており、この試合でも先発出場を果たした。対するアウェイのブレストは、クラブ史上初の出場となるチャンピオンズリーグで2勝1分無敗の5位(決勝トーナメントストレートイン圏内)と好成績を収めているが、国内では3勝1分4敗の12位と苦戦している。
試合は立ち上がりにいきなり動いた。コーナーキックの競り合いからスタッド・ランスDFジョセフ・オクムの手に当たり、ペナルティエリア内でハンドの判定。これで得たPKをロマン・フェヴルが冷静に決めて、開始4分でブレストが先制に成功した。
さらに18分、フェヴルのスルーパスに反応したママ・バルデがスピードを活かして最終ラインの背後へ抜け出し、そのままフィニッシュ。カウンターから一気に得点を奪い、ブレストが早い時間帯でリードを2点に広げた。
2失点を喫したスタッド・ランスだが、徐々にチャンスの数を増やしていく。すると29分、コーナーキックを伊東が蹴ると、ピンポイントクロスをジョセフ・オクムが高い打点でヘディングシュート。主審はオフサイドポジションにいた中村がプレーに影響を与えたと判断して得点を認めなかったが、オンフィールドレビューの結果、判定が覆り、スタッド・ランスが1点を返した。伊東はこれで2試合連続のアシスト。今季3アシスト目をマークした。
その後、スタッド・ランスが優位に試合を進め、伊東と中村も好調を感じさせるプレーで存在感を示す。ただ、前半はこのまま1-2で終了し、スタッド・ランスが1点のビハインドを負ってハーフタイムに突入した。
後半も立ち上がりから好調の伊東がゴールに迫る。47分にはペナルティエリア内から鋭いシュートを放ち、48分には右サイドから正確なクロスを供給するなど、相手の脅威となったが、得点までは至らず。一方、ブレストも67分にイブライム・サラーがゴールネットを揺らすが、わずかにオフサイドで得点は認められなかった。
84分と87分には伊東がコーナーキックから正確なクロスを供給し、ゴール前でジョセフ・オクムが2度のヘディングシュート。しかし、どちらも枠を捉えることができず、最後まで同点に追いつくことができなかった。
試合はこのまま1-2で終了。ブレストはリーグ戦2試合ぶりの勝利を飾り、敗れたスタッド・ランスは今季初の2連敗となった。
【得点者】
0-1 4分 ロマン・フェヴル(PK/スタッド・ブレスト)
0-2 16分 ママ・バルデ(スタッド・ブレスト)
1-2 29分 ジェセフ・オクム(スタッド・ランス)
By サッカーキング編集部
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