1ポイントを獲得したモナコ [写真]=Getty Images
リーグ・アン第17節が10日に行われ、ナントとモナコが対戦した。
ここまで16試合を消化したリーグ戦で9勝3分4敗を記録し、勝ち点「30」の3位につけているモナコ。今季序盤は好調なスタートを切った同クラブだったが、直近は勢いに陰りが見え始めており、5日に行われたトロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)ではパリ・サンジェルマンに敗れてタイトルを逃した。公式戦2試合ぶりの白星を目指して臨む一戦に、日本代表MF南野拓実はメンバー外となった。
立ち上がりはモナコがボールを握ったものの、均衡を破ったのはナントだった。12分に前線からプレスをかけ、右サイドでソルバ・トーマスがこぼれ球を回収。ライン際を縦に運びながら右足でマイナスのクロスを送る。ニアでドウグラス・アウグストがスルーを選択し、待ち受けていたマティス・アブリがダイレクトでシュート。グラウンダーのボールはゴールに吸い込まれ、ナントが先制に成功した。
一方のモナコも24分に最初のシュートを記録し、37分には決定的なチャンスを創出。ポゼッションを行いつつナントを敵陣内に押し込み、中盤を経由して左サイドのカッソム・ワタラへとパスが繋がる。マーカーと対峙した状況で鋭く縦にドリブル。左足で入れたクロスにブレール・エンボロが飛び込む。しかし、強烈なヘディングは枠の左へ。モナコの同点弾とはならなかった。
そんななか、後半開始早々の47分にナントが追加点をマーク。ニコラ・パロワが相手コートの右でボールを奪い、素早くパスを出してショートカウンターに転じる。ジョアン・ルプナンが右サイドに展開すると、トーマスが右足でグラウンダーのクロスを供給。ハーフレーンを駆け上がってきたケルヴァン・アミアンがニアで合わせ、貴重な2点目を挙げた。
モナコも直後の52分、最終ラインからビルドアップしてボールを前進。ラミン・カマラが右サイドに散らし、ウィルフリード・シンゴがフリーの状態でゆっくりと持ち運ぶ。ボックス内へと斜めにパスを差し込むと、エンボロが体を入れ替える形でマーカーを突破。右足で確実にネットを揺らし、モナコが1点を返した。
すると、勢いを増すモナコが59分に右サイドでコーナーキックを獲得。カマラが右足でアウトスイングのクロスを蹴り入れると、モハメド・サリスが頭で決め切り同点弾を奪取した。以降も互いにチャンスを作ったが、そのまま試合は2-2で終了。次節、ナントは19日にアウェイでサンテティエンヌと対戦。モナコは17日にアウェイでモンペリエと対戦する。
【得点者】
1-0 12分 マティス・アブリ(ナント)
2-0 47分 ケルヴァン・アミアン(ナント)
2-1 52分 ブレール・エンボロ(モナコ)
2-2 59分 モハメド・サリス(モナコ)
By サッカーキング編集部
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