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日本人3選手が先発のスタッド・ランス、フランス杯制覇に王手! 4部クラブに競り勝って48年ぶりの決勝へ

2025.04.03

先発出場を飾った伊東純也 [写真]=Getty Images

 クープ・ドゥ・フランス準決勝が2日に行われ、カンヌ(4部)とスタッド・ランスが対戦した。

 ここまで3試合連続となるPK戦勝利でクープ・ドゥ・フランス4強入りを決めたスタッド・ランス。リーグ戦では下位に沈むなど苦しい戦いを強いられる同クラブだが、フランス杯ではタイトル獲得のチャンスが訪れている。4部所属ながら快進撃を続けるカンヌとの準決勝に、MF伊東純也、FW中村敬斗、DF関根大輝の日本人3選手が揃って先発出場。48年ぶりの決勝進出を目指す一戦がキックオフを迎えた。

 試合は開始早々の6分に伊東がチャンスを演出する。スタッド・ランスが左サイドでのコーナーキックを獲得し、キッカーを務めた伊東が右足でインスイングのクロスを供給。ゴール正面に飛んだボールをセドリック・キプレが頭で合わせたが、ヘディングシュートはゴールカバーに入った相手選手によって防がれた。

 そんななか、14分にスタッド・ランスが先制に成功。ジョゼフ・オクムが自陣右サイドから大きくボールを蹴り出し、逆サイドへと走るママドゥ・ディアコンにつながる。ドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、マーカーを縦に抜き去ってマイナスの折り返しを供給。最後はハフィズ・ウマル・イブラヒムが押し込んでスコアを動かした。

 28分には相手コーナーキックのこぼれ球を中村が回収。左サイドを駆け上がる伊東へとパスを出し、スタッド・ランスがカウンターを仕掛ける。伊東は持ち前のスピードを生かして加速しつつ、ボックス内に入ったタイミングで中村にラストパス。体を捻って強引にシュートを狙うが、ボールはわずかに枠の右へと外れた。

 52分にはコーナーキックで同点とされたスタッド・ランスだったが、直後の58分に再び先行。敵陣右サイド深くで関根がスローインを担当すると、ボールを受けたイブラヒムが力強い反転からクロスを入れる。ゴール前で待ち受けるテディ・テウマがワンタッチでネットを揺らし、アウェイチームが一瞬の隙をついて勝ち越し弾を決めた。

 以降はカンヌが猛攻を見せたものの、スタッド・ランスが守り切ってタイムアップ。2-1で勝利を収め、決勝へと駒を進めた。なお、伊東は77分までプレー。中村と関根はフル出場を飾った。パリ・サンジェルマンと激突するクープ・ドゥ・フランス決勝は、来月24日に開催される。

【スコア】
カンヌ 1-2 スタッド・ランス

【得点者】
0-1 14分 ハフィズ・ウマル・イブラヒム(スタッド・ランス
1-1 52分 シェイク・エンドイェ(カンヌ
1-2 58分 テディ・テウマ(スタッド・ランス

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By サッカーキング編集部

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