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PSG、2戦連続ドローで首位陥落の可能性…エンリケ監督「3失点は喜べない。だが私は幸運だ」

2025.10.18

ストラスブールと引き分けたPSG [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるルイス・エンリケ監督が、17日のリーグ・アン第8節ストラスブール戦を振り返った。同日にフランス紙『レキップ』が伝えた。

 負傷者続出で厳しい台所事情のPSGだが、ストラスブール戦ではデジレ・ドゥエが先発で戦列に復帰し、代表活動中に負傷したブラッドリー・バルコラとサニー・マユルもスターティングメンバーに名を連ねた。開始6分、ドゥエとのワンツーパスで相手の守備を切り裂いたバルコラがゴールを挙げ、PSGは幸先よく先制に成功する。

 しかし、リーグ・アンで3位につけるストラスブールも伊達ではない。ホアキン・パニチェッリの2ゴールなど、26分、41分、49分と立て続けに3得点をPSGから奪って一気に逆転する。

 それでもPSGは58分に、ドゥエが獲得したPKでゴンサロ・ラモスが1点を返す。79分にはイ・ガンインのスルーパスに抜け出したマユルが同点ゴールを挙げて、試合を振り出しに戻した。その後は決勝点が生まれず、試合は3-3のドローに終わった。

 エンリケ監督は試合後、「ストラスブールは今季『パルク・デ・プランス』に迎えたなかで最高のチームでしたか?」の質問に対し、「そう思う。私たちはすでに、彼らが個人としても、集団としても高いレベルにあると知っていた。彼らはリーグ・アンでベストチームの一つだ」と回答。続けて「難しい試合になると分かっていたが、私たちは代表ウィーク後の(コンディション等)管理に重きを置いた」と語り、フヴィチャ・クヴァラツヘリアやヌーノ・メンデスのプレータイムを制限し、ベンチに入ったアクラフ・ハキミを起用せず、回復が近いとされるファビアン・ルイスやジョアン・ネヴェスをメンバーに入れなかった理由についても説明した。

 23分間で3失点を喫したことについては、「相手のクオリティによるもの」としつつ、「3失点を喜ぶ監督はいない。幸せになるのは不可能だ」とも。「だが、私は自分の仕事を改善することを常に楽しみとしている。改善のための分析する情報がたくさんあり、私は幸運だ」とエンリケ監督は悲観していない。

「試合の入りは良かったし、私たちの優位を示すことができた。しかし、前半の終わりは最悪だった。苦しんだし、難しかった。後半は強度が改善されて同点に持ち込むことができた。素晴らしいファンはもっと良い結果に値したことが残念だが、物事はそういうものだ」

 リーグ戦では2試合連続ドローとなり、今節にマルセイユやリヨンが勝てば首位の座を明け渡す可能性もある。最後に「今シーズンのリーグ・アンでは、より厳しい戦いが予想されますか?」と聞かれたエンリケ監督は、「それは時が経てばわかるだろう。今は特別な時期であり、すべてのチームに多かれ少なかれ、多くの特殊な状況がある。私たちはすべての大会で競争力を発揮したいと考えており、最も厳しい月がいつになるかはわかっている。私たちの目標は、すべてに勝つことだ。それは難しいことであり、あらゆる状況に対処する能力が必要だ」と王者の余裕を見せている。

 PSGの次戦は21日に行われ、チャンピオンズリーグのグループフェーズ第3節でレヴァークーゼンと敵地で対戦する。

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By サッカーキング編集部

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