グアルディオラとバイエルンは、2012年秋に基本合意していた [写真]=Getty Image
バイエルンの監督を務めるペップ・グアルディオラとクラブは、2012年の秋の段階ですでに基本合意に達していたことが明らかになった。2月7日に発売された書籍『知られざるペップ・グアルディオラ』の中で、バイエルンとグアルディオラが契約を結ぶまでの経緯が詳細に紹介されている。
2012年5月、バイエルン側は、グアルディオラがバルセロナの辞任を発表した約2週間後にさっそくアプローチ。一度は断られたが、夏にはグアルディオラの自宅で交渉を行い、秋には基本的合意に達していたという。12月にグアルディオラが滞在しているニューヨークのホテルで最終的な話し合いを行うと、グアルディオラのほうから「じゃあ、サインしましょうか?」と切り出してきて、正式な契約に至ったのだという。
契約は2012-2013シーズン終了まで内密にするという約束がかわされていたが、伝記によれば、バイエルンはアレックス・ファーガソンのせいで危うく予定外の発表を迫られている。書籍『知られざるペップ・グアルディオラ』の中では、バイエルンの会長ウリ・ヘーネスがグアルディオラとの交渉のためにニューヨークに滞在していた際、そのホテルをアレックス・ファーガソンが訪ねてきて、「いったい、ニューヨークで何をしているんだい?」と迫られたというエピソードも描かれている。