レヴァークーゼン戦でフル出場の岡崎慎司(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツの各地元メディアは、2月28日から3月2日に行われたブンデスリーガ第23節及びブンデスリーガ2部第23節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
レヴァークーゼン戦でフル出場を果たしたマインツの日本代表FW岡崎慎司には「3」、アウクスブルク戦でフル出場したハノーファーの日本代表DF酒井宏樹には「3.5」の採点が与えられた。また、ニュルンベルクの日本代表MF清武弘嗣は、ドルトムント戦でフル出場したものの、「90分を通じて低調」と、厳しい評価を下されている。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■大迫勇也(1860ミュンヘン)
対ザントハウゼン戦(0-0△)先発出場、88分交代
『Abend Zeitung』
採点:5
寸評:1860ミュンヘンが脅威となるとき、そこには大迫の姿があった。いくつかのチャンスはあったが、必ずしもというものではなかった。後半はモチベーションを失ったようにも見え、孤立する姿が目立った。
■岡崎慎司(マインツ)
対レヴァークーゼン戦(1-0○)フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:3
寸評:フィニッシュで落ち着きを欠いていたために、またしても今季10得点目はお預けに。絶好のポジションからのシュートを外し(9分)、カウンターからのシュートはスタンドに蹴り込んでしまった(58分)。ひょっとしたら、運動量が多かったことで、力尽きてしまっているというサインなのかもしれない。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対フライブルク戦(0-0△)フル出場
『Berliner Zeitung』
採点:なし
寸評:この試合でも日本人選手は非常に多く走り、動き、真剣にプレーしていた。しかし、これまでの数多くの試合で見せてきたような効果的な動きはできなかった。
■酒井高徳(シュトゥットガルト)
対フランクフルト戦(1-2●)フル出場
『Sportal.de』
採点:5
寸評:左サイドをコントロールできず。(シュテファン)アイグナーは彼の背後を走り、(セバスティアン)ユングは、全く邪魔されることなく何本ものクロスを上げていた。ビルトアップもできず。
■清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ドルトムント戦(0-3●)フル出場
『Sportal.de』
採点:5
寸評:完全に消えており、競り合いに挑むこともなければ、スピードあるドリブルもなかった。守備も納得できるものではなく、この試合では90分を通じて低調だった。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対アウクスブルク戦(1-1△)フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:手堅い(フランティシェク)ライトラルの代理(=酒井)。守りは固く、トビアス・ヴェルナーを完全に抑えた。もっとも、ハノーファー守備陣の間でボールが収まらないのは、彼のビルドアップに難があることが1つの理由だ。
■田坂祐介(ボーフム)
対パダーボルン戦(1-4●)先発出場、82分交代
『Revier Sport』
採点:5
寸評:今、この日本人選手は全てにおいて神経を使っており、試合ごとに光と影を見せている。パダーボルンでは非常に暗い面を見せた。彼がプレー中に選んだ選択肢はことごとく外れた。