大勝を収めたバイエルン [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンは、16日に行なわれたドイツカップ準決勝でカイザースラウテルンと対戦し、5-1と勝利した。
バイエルンのスポーツ・ディレクターを務める元ドイツ代表DFのマティアス・ザマー氏は、3シーズン連続の決勝進出について、「満足しているが、内容には満足できない」とクラブ公式HPを通じて厳しいコメント。「集中力を欠いた簡単なミスが多く、ダイナミックさもさほど感じられなかった」と語った。
「チームメートとの接し方についても、ポジティブに捉えすぎて優しすぎるのではないか」と苦言を呈するザマー氏は、「もう少し熱く燃えなければならないし、思い切ってチーム内で話し合わなければならないね」と持論を展開した。
既にリーグ連覇を達成している影響もあるのか、「優勝後に、一息つくゆとりは十分にあったはず。今のままだと、さらなるタイトル獲得は困難だ。しかし、優勝前のプレーを取り戻すことさえできれば、怖いものはない」と引き締めを図っていた。
最多17度目の優勝を狙うバイエルンは、5月17日にベルリンで行なわれる決勝でドルトムントと対戦する。