ドルトムント戦で2得点を挙げた岡崎(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第31節が19日に行われ、ドルトムントと日本代表FW岡崎慎司の所属するマインツが対戦。岡崎は先発出場した。
試合は開始3分、ホームのドルトムントがゴール正面左でFKを得ると、マルコ・ロイスが直接狙うもニアサイドのポストを直撃。しかし、押し込むドルトムントはすぐにネットを揺らす。6分、左CKからこぼれ球をミロシュ・ヨイッチがシュート。これがオリヴァー・キルヒに当たってコースが変わり、GKの逆を突いて先制に成功する。
劣勢の続くマインツだが14分、ドルトムントのDFラインから前線に送られたボールを中盤で競り勝つと、ユーニス・マーリがヘディングで落とす。これを受けた岡崎がミドルシュートを放つと、マッツ・フンメルスの足に当たってコースが変わり、ゴールイン。岡崎は6試合ぶりのシーズン12点目。16日に28歳の誕生日を迎えており、バースデーゴールが貴重な同点弾となった。
しかし、試合はドルトムントペースで変わらず。18分、ヌリ・シャヒンが高い位置でボールを奪うと左サイドのヘンリク・ムヒタリアンへ展開。中央へのラストパスをロベルト・レヴァンドフスキが落ち着いて決めて、再び勝ち越しに成功。前半はドルトムントの1点リードで折り返す。
後半に入りマインツは53分、シャヒンのバックパスに岡崎が反応。GKの手前で奪うと、そのままかわして無人のゴールへ流し込み、同点とする。岡崎は今シーズン5度目の1試合2得点で、通算13得点目。2011-12シーズンに当時ドルトムントに所属していた日本代表MF香川真司の持つ欧州主要リーグ日本人最多得点記録に並んだ。
だがドルトムントも直後の56分、左サイドでFKを得ると、ロイスがゴール前に送ったボールをウカシュ・ピシュチェクが頭で合わせ、三度勝ち越し。その後もドルトムントが試合を支配し、マインツゴールに迫るが、GKロリス・カリウスの好守もあり、得点を許さない。68分には、ドルトムントのCKから、ヘディングシュートがゴールに向かうもライン上で岡崎が防ぐ。ドルトムントの選手たちはハンドをアピールするが、試合はそのまま続行となった。
だが79分、ついにドルトムントがマインツゴールを割る。抜け出したレヴァンドフスキがGKをかわしてシュート。これをニコ・ブンガートが手で防ぎ、決定機阻止で一発退場。PKをロイスが決め、ドルトムントがリードを広げた。その後もドルトムントペースで試合が進み、終了。4-2でドルトムントが勝利した
ドルトムントはリーグ戦5試合負けなしの3連勝。マインツは2試合ぶりの敗戦となった。なお、岡崎はフル出場している。
【スコア】
ドルトムント 4-2 マインツ
【得点者】
6分 ヨイッチ(ドルトムント)
14分 岡崎慎司(マインツ)
18分 レヴァンドフスキ(ドルトムント)
53分 岡崎慎司(マインツ)
56分 ピシュチェク(ドルトムント)
79分 ロイス(ドルトムント)