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日本人所属2チームが渦中に…ブンデス残留を果たすクラブは?

2014.04.25

ブンデス残留争いの渦中にいる4チーム

 ブンデスリーガも第31節までを消化。バイエルンが第27節で優勝決め、ドイツ史上最速の戴冠を果たしたが、シーズン終盤には付き物の残留争いに注目が集まる。

 全18チームが戦うブンデスリーガでは、下位2チームが2部自動降格。16位が2部3位のチームとプレーオフを戦う。現在の下位4チームの順位は以下のとおり。

15位 シュトゥットガルト(勝ち点31)
16位 ハンブルガーSV(勝ち点27)※プレーオフ圏
17位 ニュルンベルク(勝ち点26)※自動降格圏
18位 ブラウンシュヴァイク(勝ち点25)※自動降格圏

 勝ち点38の10位ヘルタ・ベルリンまでは現段階で残留確定。勝ち点36の11位ブレーメン、勝ち点35で並ぶフランクフルト、フライブルク、ハノーファーも16位ハンブルガーSVとの勝ち点差があり、残留は濃厚だ。

 日本代表DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトは第16節から第23節まで8連敗と大ブレーキ。一時は自動降格圏の17位まで順位を落としたが、ここ3試合は2勝1分と勝ち点を積み重ねている。第33節はCL出場権を目指す5位ヴォルフスブルク、最終節はアウェーのバイエルン戦と、厳しい戦いが控えており、次節のハノーファー戦は勝利が欲しい。

 ドイツ1部リーグを6度制している、名門ハンブルガーSVは現在16位と苦しんでいる。開幕6試合で1勝1分4敗とスタートダッシュに失敗すると、第15節から第21節まで7連敗。今シーズンは連勝が一度もなく、現在も2連敗中だ。第33節にホームながらバイエルン戦があり、次節のアウクスブルク戦と最終節のマインツ戦はともにアウェー戦となっている。ハンブルガーSVは1963年のブンデスリーガ創設以降、唯一2部の経験がないクラブで、初の降格が現実味を帯びてきている。

 日本代表MF清武弘嗣、同MF長谷部誠所属のニュルンベルクは、開幕から第17節まで11分6敗で未勝利と苦しい前半戦を戦い、ウインターブレイク明けの5試合で4勝1敗と浮上のきっかけをつかんだに見えたが、その後9試合で1勝8敗と再びトンネルに入っている。今後はマインツ、ハノーファー、シャルケと日本人所属チームとの対戦が続く。3試合を残してヘルトヤン・フェルベーク監督を解任したことがカンフル剤となるか。

 今季、1984-85シーズン以来の1部昇格となったブラウンシュヴァイクは序盤戦から黒星が続き、3試合を除き、順位表の一番下に名前を連ねている。現在は2連敗中だが、第23節から第29節で勝ち点を稼いだ(2勝4分1敗)のは明るい材料か。終盤3試合もヘルタ・ベルリン(10位)、アウクスブルク(8位)、ホッフェンハイム(9位)と中位勢のモチベーションのない相手との対戦もプラスとなる。

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