独メディア、1アシストのケルン長澤に高評価「DFに手を焼かせた」

ケルンのMF長澤和輝 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ドイツの各地元メディアは、3日に行われたブンデスリーガ第22節及び4日に行われたブンデスリーガ2部第22節における、日本人選手の採点と寸評を発表した。

 残留へ後のないニュルンベルクの日本代表MF清武弘嗣は、ハノーファー戦に先発出場するも、「56分、当然の結果としてベンチに下げられた」と厳しい評価が下され、採点は「4.5」となった。

 また、田坂祐介の所属するボーフム戦で、1ゴール1アシストと、今シーズン6得点目となる活躍を見せた日本代表FW大迫勇也には「3」の及第点が与えられた。

 採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対ブレーメン戦(0-2●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:強いアーロン・ハント相手に後手に回ることが多かった。競り合いでボールを奪えたのが40%というのも、守備的MFとしては少なすぎる数字だ。2失点目のところでは、低調だった出来の総仕上げとして、ブレーメンを退団するハントに花をもたせてしまった。

■清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ハノーファー戦(0-2●)先発出場、56分途中交代
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:清武にとっては、よくない1日だった。パスも46.2%しか味方に届かず、攻撃に全くアクセントをつけられなかったもの不思議ではなかった。9分に、ペナルティーエリアのアダム・フロウセクにボールを出したのが彼のベストプレーだった。56分、当然の結果としてベンチに下げられた。

■酒井高徳(シュトゥットガルト)
対ヴォルフスブルク戦(1-2●)フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:ヴォルフスブルク左サイドバックのリカルド・ロドリゲスに比べると、右サイドバックのクリスティアン・トレーシュの攻撃参加は少なく、また、マーティン・ハルニックが守備で上手く酒井のサポートをしていたため、マッチアップ相手のケヴィン・デ・ブライネ、途中からはイヴァン・ペリシッチをしっかり抑え、競り合い勝率90%という突出した数字を残した。攻撃ではあまり目立たなかったが、19分にトリッキーながら正確なパスをハルニックに送り、シュトゥットガルト最初のチャンスにつなげた。

■岡崎慎司(マインツ)
対ボルシアMG戦(3-1●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:前半はいくつかのいいプレーがあった。ゴール前に単独で近づくために、ロングボールを受けることが多かった。後半は消えてしまっていたも同然だった。

■大迫勇也(1860ミュンヘン)
対ボーフム戦(2-0○)フル出場
『Abend Zeitung』
採点:3
寸評:今季6得点目を挙げたが、43分に7得点目も決めておかなければいけなかった。後ろに下がることが多かった分、試合に多く絡んだ。

■田坂祐介(ボーフム)
対1860ミュンヘン戦(0-2●)フル出場
『Revier Sport』
採点:5
寸評:新米パパは、依然として読めない動きを見せるも、それがチームメートにとって負担になった。また、72分と88分のチャンスでは、どちらかは決めておかなければならなかった。

■長澤和輝(ケルン)
対ザンクト・パウリ戦(4-0○)フル出場
『Kolner Stadt-Anzeiger』
採点:2
寸評:完璧なアンソニー・ウジャー先制点へのアシストだった。すばしこい動きで、相手DFに手を焼かせた。

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