ブンデスリーガ新シーズンに臨む日本人選手 [写真]=Bongarts/Getty Images、Getty Images
2014-15シーズンのブンデスリーガが22日のバイエルン対ヴォルフスブルクを皮切りに、幕を開ける。
日本人選手が多数プレーするドイツだが、今シーズンはトップチーム登録選手11名が在籍する。ドイツ紙『ビルト』は開幕を前に各試合の予想スタメンを掲載した。
開幕節から日本人所属クラブ同士となる対戦カードは1試合。ハノーファーがホームにシャルケを迎える。昨シーズンを10位で終えたハノーファーは今夏、ニュルンベルクから清武弘嗣を獲得。所属3シーズン目となる酒井宏樹とともに先発予想となった。一方、昨シーズン3位だったシャルケだが、在籍5年目を迎える内田篤人はひざの炎症でプレシーズン、別メニュー調整が続いた。現在全体練習には合流しているが、『ビルト』の先発予想からは外れている。同紙は、清武が「4-2-3-1」の2列目中央、酒井宏が右サイドバックで起用されると見ている。
今シーズンから渡独した日本人選手は浦和レッズからヘルタ・ベルリンに移籍した原口元気。ホームでブレーメンとの対戦になるが、「4-2-3-1」の左サイドハーフでスタメン予想となった。同僚の細貝萌もボランチの一角として名を連ねている。
昨シーズンは清武とともにニュルンベルクでプレーした長谷部誠は、チームの2部降格に伴いフランクフルトへ移籍。新天地では乾貴士とともに上位を目指す。ホームでフライブルクと対戦するが、長谷部は「4-2-3-1」のボランチ、プレシーズンで好調なプレーを見せていた乾は2列目中央での起用予想となった。
日本人の欧州主要リーグ1シーズン最多得点数となる15得点を昨季挙げたマインツの岡崎慎司。ヨーロッパリーグ予備予選とDFBポカール1回戦で敗退し、チーム状態を懸念されているが、岡崎は公式戦3試合で2得点と上々の結果を残している。アウェーで昇格組のパーダーボルンと対戦するが、「4-2-3-1」のワントップでスタメン予想された。
パーダーボルンとともにブンデスリーガに昇格したケルンには大迫勇也と長澤和輝が在籍。昨シーズンの冬にケルンへ加入し、1部昇格に貢献した長澤はプレシーズンに左ひざのじん帯を断裂し、残念ながら長期離脱が決定。今夏に2部の1860ミュンヘンから加入してきた大迫は、すでに得点やアシストなどを記録しているが、『ビルト』はハンブルガーSVとの開幕戦では先発落ちすると見ている。
昨シーズンは降格圏ギリギリとなる15位で終えたシュトゥットガルト。酒井高徳は在籍4シーズン目を迎える。アウェーで昨シーズン6位のボルシアMGと対戦するが、酒井高は「4-2-3-1」の左サイドバックに入ることが見込まれた。
また、昨シーズン王者のバイエルンはホームでの開幕戦でヴォルフスブルクと対戦。『ビルト』は「3-6-1」のフォーメーションを採用すると予想し、新戦力のロベルト・レヴァンドフスキ、ファン・ベルナト、セバスティアン・ローデが起用されると見ている。
ブンデスリーガの開幕節対戦カードは以下のとおり(左がホーム)
■22日
バイエルン vs ヴォルフスブルク
■23日
ホッフェンハイム vs アウクスブルク
ハノーファー(酒井宏・清武) vs シャルケ(内田)
ヘルタ・ベルリン(細貝・原口) vs ブレーメン
フランクフルト(乾・長谷部) vs フライブルク
ケルン(長澤・大迫) vs ハンブルガーSV
ドルトムント vs レヴァークーゼン
■24日
パーダーボルン vs マインツ(岡崎)
ボルシアMG vs シュトゥットガルト(酒井高)