開幕節で対戦したシャルケとハノーファー [写真]=Bongarts/Getty Images
2014-15シーズンのブンデスリーガ開幕戦が23日に行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは、同代表DF酒井宏樹とMF清武弘嗣が所属するハノーファーと敵地で対戦した。
0-0で迎えた47分、クラース・ヤン・フンテラールのゴールでシャルケが先制するも、ハノーファーも67分と70分に連続で得点。このまま試合は2-1で終了し、ホームのハノーファーが開幕戦を白星で飾っている。
シャルケの地元紙『WAZ』は試合後、各選手の寸評を掲載したが、右サイドバックに入ったDFカーン・アイハンや、MFシドニー・サムらに5点を付ける厳しい採点となっている。
各選手の寸評と採点は以下の通り。(1が最高点、6が最低点)
GKラルフ・フェーアマン【採点:3】
失点場面ではどうしようもできなかった。
DFカーン・アイハン【採点:5】
守備ではハノーファーの左MFエドガー・プリブに振り回され、自慢のプレースキックも効果なし。
DFベネディクト・ヘヴェデス【採点:3】
敵からボールを何度も奪い返した。不安定なシーンはほとんどなかった。
DFジョエル・マティプ【採点:3.5】
ヘヴェデスと同じく、整った守備を見せた。しかし37分のシーンではFWホセルへの寄せが甘く、シュートを打たせてしまった。
DFセアド・コラジナツ【採点:なし】
16分にMFレオナルド・ビッテンコートへ当たり、ファウルを取られてしまったが、この時に負傷。彼の開幕戦はあっけなく終わった。
MFロマン・ノイシュテッター【採点:4】
序盤はひらめきを感じさせるショートパスを見せたが、時間が経つにつれビルドアップでの貢献は少なくなってしまった。
MFケヴィン・プリンス・ボアテング【採点:5】
67分にMFレオナルド・ビッテンコートとの競争に負けアシストを許し、71分にはホセルに寄せきれず。ビルドアップでのパスミス14本はあまりにも多すぎる。
MFシドニー・サム【採点:5】
先制点を奪ってから同点にされるまでの約20分間以外は試合から消えていた。十分な働きとは言えない。
MFユリアン・ドラクスラー【採点:4】
先制点の場面では、アシストをしたエリック・マキシム・チュポモティングに素晴らしいパスを供給。しかしその他では空中戦と1対1に負け続け、目立った活躍はなし。フェーアマンよりもボールタッチが少ないのは頂けない。
FWエリック・マキシム・チュポモティング【採点:3】
先制点をアシストした場面では、素晴らしい視野の広さを見せてくれた。しかし57分と63分には追加点のチャンスを逃した。
FWクラース・ヤン・フンテラール【採点:3】
前半の44分までほとんど全てのボールが彼の頭上を越えていったが、終了間際にミドルシュートで見せ場を作った。だが、チュポモティングのパスから、無人のゴールにボールを蹴り込み、先制点を奪った場面は、9部リーグの選手でも決められるゴールだっただろう。
DFクリスティアン・フクス【採点:4】
(コラジナツの負傷退場により)前半のうちに出場機会をもらった。ある程度は集中を保ったプレーを見せたが、2失点目に絡んでしまったのは不運だった。
※マックス・マイヤーとクリスティアン・クレメンスは出場時間が短いため採点なし