2012年5月、ドルトムントでDFBポカールを制覇した香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司のドルトムント復帰が、いよいよ目前に迫っている。
29日、ドイツ紙『ビルト』が伝えたところによると、同選手は30日午前にドルトムント市内の病院でメディカルチェックへ臨み、問題が発見されなければ、同日13時(日本時間20時)に移籍が正式発表されるという。契約期間は4年となる見込みだ。
また、香川の保有権を持つマンチェスター・Uは、ドルトムントに対して1000万ユーロ(約14億円)の移籍金を要求しているそうだが、両クラブは「直ちに800万ユーロ(約10億9000万円)、その後に200万ユーロ(約2億7000万円)」という2回の分割払いで合意に至ったという。なお、同紙は後に「800万ユーロの一括払い」と訂正した。
29日午前には、香川の代理人を務めるトーマス・クロート氏が、ドルトムントのクラブ事務所を訪問。契約の細部を詰める交渉を行ったとされている。
同紙は「2012年のDFBポカール決勝で、バイエルンを相手に、香川が5-2の勝利を演出した。そのことを忘れてしまったドルトムントファンは1人もいない。彼らにとって、なんて素晴らしい日なのだろう!」と記し、「ユルゲン・クロップ監督は、MFヘンリク・ムヒタリアンをボランチに配置し、香川を“10番”の位置に置くだろう。左サイドはマルコ・ロイスが担う」と、同選手復帰後のプランも挙げている。