ヴォルフスブルク戦に出場したフランクフルトMF長谷部誠(左)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第2節が30日に行われ、ヴォルフスブルクと日本代表MF長谷部誠とMF乾貴士が所属するフランクフルトが対戦。長谷部と乾がともに先発出場した。
フライブルクとの開幕戦を勝利で飾ったフランクフルトに対し、バイエルンに1-2で敗れ黒星発進となったヴォルフスブルクは、リーグ戦初勝利を懸け試合に臨んだ。
10分、ゴール右サイドでFKを得たフランクフルトは、コンスタン・ジャクパが直接狙うも枠を捉えることはできない。すると15分、ヴォルフスブルクがゴール正面の位置でFKのチャンスを獲得。ナウドが直接FKを決め、先制に成功する。
セットプレーからチャンスを伺うフランクフルトは23分、ペナルティエリア外右側から蹴った乾のFKが、セバスティアン・ユングに当たりゴールイン。オウンゴールでフランクフルトが同点に追いつく。40分には、バックパスを受けたマックス・グリュンのミスで、ゴール前に落ちたボールに反応したルーカス・ピアゾンが至近距離から放ったシュートは相手DFが体を張ってブロック。こぼれ球を今度はネルソン・バルデスがシュートするも、ネットを揺らすことができない。互いに追加点を挙げることができないまま、1-1で前半を折り返した。
後半開始からヴォルフスブルクは、ルイス・グスタボに代えてジュニオール・マランダを投入する。追加点が欲しいフランクフルトはハリス・セフェロヴィッチ、カルロス・サンブラーノが立て続けにロングシュートを放つが、得点に至らず。61分、ヴォルフスブルクのマキシミリアン・アーノルドが放ったミドルシュートはGK正面をついた。
両者譲らない展開の中、先に勝負に出たのはヴォルフスブルク。ダニエル・カリジウリとアーセナルから移籍したニクラス・ベントナーを投入する。攻撃のリズムが出てきたヴォルフスブルクは79分、ベントナーが相手DFを引きつける中、フリーになったアーノルドがペナルティエリア内左からダイレクトシュートを叩き込み逆転。直後、フランクフルトはルーカス・ピアゾンに代わり入ったヴァーツラフ・カドレツが、アレクサンダル・イグニョフスキからのクロスにヘディングで合わせ同点ゴールを決める。両チームともに最後まで攻め続けたが追加点は奪えず、2-2の引き分けで試合終了。長谷部は84分までプレー、乾はフル出場している。
次節、ヴォルフスブルクはホッフェンハイムと、フランクフルトはアウクスブルクと対戦する。
【得点者】
1-0 15分 ナウド(ヴォルフスブルク)
1-1 23分 オウンゴール(セバスティアン・ユング)(フランクフルト)
2-1 79分 マキシミリアン・アーノルド(ヴォルフスブルク)
2-2 85分 ヴァーツラフ・カドレツ(フランクフルト)