マインツ戦に出場したハノーファーDF酒井宏樹(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第2節が31日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツと、同MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーファーが対戦。岡崎は1トップ、清武はトップ下、酒井は右サイドバックでそれぞれ先発出場した。
開幕戦でバーダーボルンと対戦したマインツは、岡崎が先制点を挙げる活躍を見せたが、2-2の引き分けに終わり、ホームでのリーグ戦初勝利に気合いが入る。対するハノーファーは、DF内田篤人所属のシャルケと対戦。2-1の逆転勝利を収めている。
最初のチャンスは15分、ペナルティエリア内右でフリーになったマインツのクリストフ・モリッツがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えることができない。23分には、ペナルティエリア内でモリッツが相手DFと競り合い、ヘディングで落としたボールを岡崎がシュートに持ち込むも、枠から外れた。34分、右サイド裏へ抜け出した岡崎からのクロスに反応したユリアン・バウムガルトリンガーがシュートを打つも、これは酒井が体を入れで防ぐ。
一方のハノーファーは、じわじわと押し込まれる場面が増え、なかなかボールを奪うことができない。すると前半終了間際、ディフェンスの後ろから走り込んだホセルが、右サイドからのクロスにヘディングで合わせたが、ロリス・カリウスの好セーブに阻まれる。両者、無得点のまま前半を終える。
選手交代なく迎えた後半、ハノーファーが積極的に仕掛ける。51分、酒井が右サイドからゴール前に鋭いパスを入れる。相手DFがクリアしたボールに反応した清武が直接ゴールを狙ったが、モリッツがゴールラインぎりぎりでブロック。ネットを揺らすことができない。57分にも清武が直接ミドルシュートを放つも、キーパー正面で止められる。
得点が生まれない時間帯が続く中、先に動いたのはマインツ。70分、ユヌス・マリに代えてフィリップ・ジュリチッチを投入する。対するハノーファーも清武を下げ、アルトゥル・ソビエフに代える。77分には、右サイドからのロングパスに駆け上がったホセルが右足で合わせたが、ゴール左に外れる。マインツも直後、ペナルティエリア内でボールを受けたモリッツがトラップからの切り返しでシュートを放つも、枠を捉えることができない。その後も両者、セットプレーなどからチャンスを作るも得点に結びつけることはできず、0-0のまま試合は終了。マインツは2試合連続引き分け、ハノーファーは連勝を逃した。なお、岡崎と酒井はフル出場、清武は73分までプレーしている。