ヴォルフスブルク戦でFKからオウンゴールを誘発した乾貴士 [写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツの各地元メディアは、8月29日から31日にかけて行われたブンデスリーガ第2節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
ヴォルフスブルク戦で同点弾となるオウンゴールを誘発したフランクフルトのMF乾貴士には、「非常に勤勉で、良いアイデアを多く持っていた」と、高評価が与えられた。また、マインツの日本代表FW岡崎慎司、ハノーファーの日本代表DF酒井宏樹、MF清武弘嗣は、スコアレスドローに終わった一戦でいずれも先発出場を果たしたが、評価は伸びなかった。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■乾貴士(フランクフルト)
対ヴォルフスブルク戦(2-2△)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:「十分合格」
寸評:非常に勤勉で、良いアイデアを多く持っていた。ありがたいことに、相手DFのセバスティアン・ユングが、乾のFKを自陣ゴールへと向けてくれた(23分のオウンゴールの場面)。後半は流れに乗れず、2本の好位置からのFKをものにできなかった。
■長谷部誠(フランクフルト)
対ヴォルフスブルク戦(2-2△)先発出場、84分途中交代
『Frankfurter Rundschau』
採点:「まずまず」
寸評:序盤は、彼らしからぬボールロスとパスミスが目立った。必死さを見せたが、目立った動きはなかった。
■岡崎慎司(マインツ)
対ハノーファー戦(0-0△)フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:3.5
寸評:1トップとして、屈強な(クリスティアン)シュルツとマルセロ(アントニオ)に対峙しなければならず、非常に難しい状況だった。(味方からは)ハイボールばかりで、有効なボールはほとんど来なかった。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対マインツ戦(0-0△)フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:前半は、ク・ジャチョルとジュニオール・ディアスに苦戦。だが、試合の中でうまく対応できるようになり、後半は自身が守る右サイドでは何もさせなかった。
■清武弘嗣(ハノーファー)
対マインツ戦(0-0△)先発出場、73分途中交代
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:後半に入ってギアを上げると、交代で退くまで何度もホセルとチャンスを作り出した。先制点をほぼ決めるところだったが、(マインツのクリストフ)モリッツが打ちひしがれたGKに代わって、ライン上でクリアした。