ドルトムントのMF香川真司(左)とMFマルコ・ロイス(右)[写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
MF香川真司のドルトムント復帰は、選手の流出に歯止めをかけるかもしれない。
近年、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェやポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキら主力選手の移籍が相次いでいるドルトムント。しかし香川のカムバックにより、同クラブに所属する選手らが移籍を思いとどまるようになるのではないかという期待が持たれている。
3日、ドイツ誌『スポーツビルト』が伝えたところによると、同クラブのハンス・ヨアヒム・バツケCEOは、2500万ユーロ(約35億円)もの移籍金が設定されながらも、欧州内のビッグクラブへ移籍することが頻繁に噂されているドイツ代表MFマルコ・ロイスについて「マルコもここで起こっていることを見ただろう」とコメントしたという。
これまで「ドルトムントがどのように発展していくかをしっかりと観察したい」と発言してきたロイスに対し、同CEOは「香川復帰=ドルトムント発展の礎」とアピールしたいようだ。
またバツケCEOは香川とロイスの共存について、全く問題ないことを強調している。
「マルコと真司はお互いに素晴らしいプレーを見せてくれるだろう。ダイナミックさに溢れ、ボールキープ力や経験にも優れた2人は、スーパーな中盤を構成してくれる。周りが話すような心配はないよ」
大衆紙『ビルト』は、ユルゲン・クロップ監督が香川をトップ下に配置し、ロイスを左MFに据えると予想しているが、来週末のブンデスリーガ第3節で、早速2人の同時出場を見られるのだろうか。