2010年から2012年までドルトムントでプレーしていた香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ドルトムントに所属するドイツ代表MFマルコ・ロイスが負傷したことで、13日に開催されるブンデスリーガ第3節のフライブルク戦で出場の可能性が一段と高まっている日本代表MF香川真司。3年ぶりの復帰を果たした同選手に対する期待値は増す一方だが、しかしこれに警鐘を鳴らす人物がいる。
9日、ドイツ誌『Revier Sport』がドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOと接触し、コメントを掲載している。
ヴァツケCEOは、「香川はドルトムントが成功を収めていたときに“10番”のポジションを務めた男であり、ファンはこの2年間、彼がいなくなって寂しさを感じていた。だから香川(の復帰)が人々のファンタジーを駆り立ててしまうのは当然だ」と復帰の喜びを語るも、「しかし我々は香川に時間を与えなければならない。過度な期待は禁物だ」と慎重な一面も見せた。
また、フライブルク戦が香川の復帰戦になると見込まれているが、同CEOはあくまで「ユルゲン・クロップ監督の決断に任せる」と話している。
ドルトムントは、13日のフライブルク戦の後、16日に行われるチャンピオンズリーグ・グループステージでアーセナルと対戦。20日にはリーグ第4節で、日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツとの対戦が控えている。