今夏のブラジル・ワールドカップで歴代最多得点記録を塗り替えたラツィオ所属の元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼに新たな勲章が加わった。
クローゼは11日、ベルリンでドイツのアンゲラ・メルケル首相から、移民統合に貢献したとして『ゴールデン・ヴィクトリア』賞を授与された。メルケル首相は「あなたは偉大なアスリートで、日々を生きているサッカー選手と労働者たちの素晴らしい模範。ドイツ代表の中心です」と称えた。
記念品を授与されたクローゼは「この賞をとても誇りに思います。私にとって、とても意義のあるもので、私は模範となることを望んでいます。それは、私自身、ドイツ国民として溶け込むことがどれほど難しいか体験してきたからです。たくさんの障害がありましたが、それを乗り越えてきました。ほかの移民たちを勇気づけられるようにと願っています。ドイツ代表は、移民との最高の統合を見せたチームです」とコメントした。
元ポーランド代表サッカー選手の父ユゼフ 、元同代表のハンドボール選手だった母バルバラの間に生まれたクローゼは、9歳の時にドイツに移住。2000年にデビューしたカイザースラウテルンでは、ポーランド代表とドイツ代表から招集を受けたがドイツ代表を選択していた。